クソデカため息 ページ7
...
『おかえりお父さん』
「おかえりあなた」
「た、ただいま...どうしたんだい2人して
迎えてくれるなんて珍しいね
A久しぶり、最近の学校はどう?楽しい?」
『その事なんだけどねお父さん』
...
「申し訳ありませんでした」
「『分かればいいんだよ』」
案外呆気なく事が済んでしまった私たち
まぁ主にお母さんがかましたんだけどね。
あれからお父さんは久しぶりに帰ってきて
軽く挨拶は交わしたんだけど、私達の異変に気づいたお父さんは
ビクビク震えだしてね、あの顔といったら傑作すぎて
今でも思い出したら笑っちゃうんだけど
まぁお母さんが全て吐かせたよね
「じ、実は会社の同期達、上司とAについて話してて
椚ヶ丘に通わせてるって言ったら成績の話になっちゃって
AがE組だって伝えたら、その日から嫌な目を向けられてね
嫌がらせも増えてきて、残業も当たり前になって...
そしたら知人に昔椚ヶ丘に通っていた人から
寄付金を渡したら本校舎へ戻れたって話を聞いて...。
お金...取りました...すみません」
なんとも馬鹿みたいな理由にお母さんはクソデカため息
「取りました、じゃなくて...盗りました、でしょうが
私達の大事なへそくりを良くも平気な顔で盗んだわね
恥ずかしくないの?」
「うっ...返す言葉もありません」
「...それに、
あの子の顔、見てみなさいよ」
「...ッ......A」
『ほんっとお父さんはバカだよね』
136人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結衣 - 更新楽しみに待ってます! (5月2日 16時) (レス) @page37 id: 513146489b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こてん | 作成日時:2024年2月4日 1時