ビビりで臆病のアサシンは 3 【暗殺教室】 (ページ33)

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これから私、一体どうなっちゃうの〜？ページ33

「あ、ふたりとも帰ってきた〜」

「ただいま」

『た、ただいま』

他のみんなとかち合う前に、私とカルマくんの繋いでた手が離れる

...うーん、少し寂しいな

「もっと繋いでいたかった？」なんてニヤニヤしながら耳元で囁くから『ぴぎゃっ』って反応した

この人、ほんと人をおちょくるの上手いな...
それが趣味なんか？(正解)

「茶倉ちゃん、後でね」

『あ、はい』

茶倉ちゃん呼びに戻るから、わたしも敬語で返しちゃう
なんか、2人だけの異様な空間って感じがしてムズムズするんだよなぁ

「Aちゃん！？え、来てたの？」

『あ、ひろくんに磯貝くん。うん、結構前から...』

「えー！なんで今まですれ違わなかったんだ...あ、分かった」

『？』

「おめかししたAちゃんが別人の様に可愛いから
気づかなかったんだな！」

...この人はこの人で相変わらず絶好調だな

「前原、お前なぁ...」

「前原くん、クサイセリフ言わないでよ〜
Aちゃんが困ってるでしょ〜」

倉橋さんの痛い言葉がひろくんに刺さる

わら。

『ありがとう、ひろくん』

「うん...いや、でもほんと.......すっげぇ綺麗

可愛いよ」

『そ、そんな改まって言わないでよ...照れちゃう』

「もっと照れてよ」

『...え』

「そしてもっと、俺の事意識して」

急にその場が静かになる
何もかもスローモーションみたいに

倉橋さんや矢田さん、磯貝くんまで目を見開く

真剣な顔で私を見つめてくるもんだから恥ずくて目を逸らした

ひろくん、かっこいいからな...幼なじみの私にも気にかけてくれてるんだ........

あ、あれ...意識って.................

『....へっ！？』

「な、なんだよ」

『意識って、えっ、つまり、そう、いう？』

「...だったら悪ぃかよ」

ま、まじか。