ビビりで臆病のアサシンは 3 【暗殺教室】 (ページ31)

今日:36 hit、昨日:33 hit、合計:9,688 hit

Nagisa side. ページ31

「いやー...思いの外、みんな集まってくれてよかったよかった！誰も来なかったら、先生自殺するところでした」

「じゃあ、来ない方が正解だったか...;」

夏休み最後の日
殺せんせーに誘われて夏祭りに来た

茅野とカルマくんと待ち合わせ場所へ集合して
しばらく屋台を見回った後、カルマくんはどっかに行ってしまった

残った僕と茅野は殺せんせーと合流した

「茅野ちゃ〜ん！Aちゃん連れてきたよ〜！」

「あ！やっと来た〜！」

実はもう1人待ち合わせしていたクラスメイトが居る

彼女は準備に少し時間がかかっちゃって
メールで先に回ってて欲しいって言われたんだ

その本人が今、僕の目の前にいる

『遅れてしまってすみません...』

「いやいや、謝るのはコッチだから！
いや〜、Aちゃん元がいいからね、柄選びとメイク、
ヘアメイクも凄い楽しくて！時間忘れてた〜」

矢田さんと倉橋さんにプロデュースされたAさんは...

凄く、綺麗だった

『...！渚くん、今晩はです』

「こ、今晩は」

「あー！渚、Aさんが可愛くて照れてるでしょ〜」

茅野が変な事言うから
反射で否定してしまったけど、やっぱり

「似合ってるよ、Aさん」

『あ、ありがとう』

にへへと笑うAさんはいつにも増して魅力的で
あのビッチ先生と張り合えるぐらいだ

「茶倉ちゃん、」

『あっ...カルマくん...今晩は』

「うん、今晩は。

浴衣似合ってるよ。髪、アレンジしたんだ...」

『あっ、うん、そうなの、矢田さんがしてくれて...』

僕にはわかる

あのキス以来、カルマくんとAさんの間には
何か独特な雰囲気が漂っていることを

「少し茶倉ちゃん借りるね」

「あ〜デート〜？」

「んー、そんな感じ」

「「きゃ〜！」」

「カルマくん、積極的だなぁ...ねぇ？渚.........渚？」

「.....え？」

「ほんとに、大丈夫？」

「だ、大丈夫だよ。僕たちも行こう」

「う、うん...」

違和感。