ビビりで臆病のアサシンは 3 【暗殺教室】 (ページ27)

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歯車が動き出す、歪な方向へページ27

「お、おい」

「あ"？ンだよ」

「カルマのやつ、Aにキスしたぞ」

「は？」

「だからなんだよ、知るか
仲良しこよしやってろ」

「素直じゃないわね、カルマに取られてもいいの？」

「は？何の話だよ」

「え、もしかしてわかってない系？」

「寺坂お前...」

"Aが好きなんだろ？"

◇◇◇

「あーあ、やっちゃったねぇ」

「きゃー！付き合ってないのにキスだなんてっ！」

「前原の奴大丈夫なのかな」

「前原、大丈夫か？」

「大丈夫に見えるか？...ははっカルマの奴、手出すの早すぎんだろ」

「無理すんなよ」

「それはこっちのセリフだけど？磯貝」

「え、何言って」

「とぼけんなよ、俺は知ってるんだぞ？何年幼なじみやってんだと思ってんだ

お前、Aちゃんが好きだろ？」

◇◇◇

「わわっ！なぎさ！ちゅ、チューしたよ！」

「う、うん...したね...カルマくん凄いなぁ、皆が見える所で堂々と;」

「...渚、大丈夫？」

「え？何が？」

「...ううん、なんでもない」

(本人が気づかないんじゃ、何言っても分かんないよね)

◇◇◇

「...」

「...千葉、どうしたの」

「あーいや、なんでもない。

速水お前...これは城とは言わないだろ;」

「は？私の出来が悪いって言いたいの」

「いや、そういう訳じゃ;」

◇◇◇

それぞれの思いの歯車が動き出す

酷く歪な方へ。