ビビりで臆病のアサシンは 3 【暗殺教室】 (ページ24)

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見知らぬ天井ページ24

「...ん.......さん..........

Aさん」

重い瞼を上げると底には...

『なんで目が覚めたら黄色いタコが居るんだよ...』

「目は正常ですね」

うるせ。

意識を無くしてだいぶ時間が経ったらしい

殺せんせーに聞いた話によると丸1日。

いや、だいぶ経ったな

普通死ぬくない？？

でもまだ頭ガンガンするし、体だるいかも

ベッドとお友達、これで記念すべき3回目じゃん

「これを飲んでください」

『お、なんです？』

「解毒剤です」

『へぇ、解毒...剤...

えっ、私たち毒盛られたんですか！？』

「正確に言えばウィルスですが、実はかくかくしかじか...」

『すっげ』

話長いから省くけど
こりゃまた凄い事になったなおい

プロの殺し屋の刺客、アタオカ明さんリベンジマッチ

しかも盛られた毒は食中毒をいじったもの

「...カルマくんから聞きました、彼の分も飲んだのですね」

『あー...だから他の人よりもヘビーなんですね

まぁでもこの薬飲んだらすぐ良くなりましたよ

元気ピンピンです』

「それは良かった。是非、カルマくんにも伝えてあげてください」

『え？...それは、まぁ...皆に私の無事は伝えますけど...』

「カルマくんねぇ.........自分を責めているんですよ」

...え？

◇◇◇

Karma side.

「ウイルスで死んだやつがどうなるか、スモッグのやつに画像を見せてもらったんだけどよ、笑えるぜ？

全身出来物だらけ、顔がブドウみたいに腫れ上がってなァ

見たいだろ？渚くん」

ヘリポートの上で渚くんが土下座をした後
鷹岡はウイルスにかかった人がどうなるか、つらつらと喋っていく

それと同時に、俺の中でやるせない気持ちが募っていく

思い出したんだ、

茶倉ちゃんは、俺の飲み物まで...

そんなの、俺が...

俺が殺したようなもんじゃん

あの時飲ませるのを無理にでも止めれば、きっと

事実は変わらないのに、後悔だけが脳内を埋め尽くしていく

"勿体ないから私が飲んであげるんです、勘違いしないでくださいね"

"..."

"な、なんなんですか"

"茶倉ちゃんにツンデレは似合わないからやめといたら？"

"な、なにをぅ！！"

"バカなくらいがちょうどいいよ"

「殺す」