ビビりで臆病のアサシンは【暗殺教室】

楽しい ページ8

『ただいま』



「おかえり！初日はどうだった？」




『...』








烏間先生があの怪物の事は国家機密って言ってたな...
記憶消されんのは嫌かも










『...あのね』

「うん」

『初めて学校が楽しいって思えた』





「...！」



『そんくらい、良かった

あと、イケメン居た』












お母さんは私をぎゅーって抱きしめてくれた
いきなりの事で私はびっくりしたけど
軽く受け止めた











「お母さんね、Aの気持ちに気づいてあげられなくてずっと後悔してたの

けど、今Aが充実した学校生活送れそうって聞いてね

私、安心したの」

『お母さん...』







「さっ、お父さんが帰る前に晩御飯作るよ」

『...うん』








お母さんはお母さんなりに
私の事心配してくれてたんだ


お父さんも転勤を機に引越ししようって言ってくれた


ほんと、いい親持ったな










「ちなみにどんなイケメン？」

『背高くて爽やかイケメンで学級委員やってる』

「ほう...」









私は野菜切りながら、お母さんは炒めながら
イケメンな磯貝くんについて話してる






『そういえば、もう1人イケメンいたけど...』

「けど？」

『あの人チャラくて』

「...気をつけなさい。チャラい男に騙されないように！
私みたいになったらダメよ」





一体何があったのよ


経験者は語る、みたいな顔とトーンで話さないでよ
金髪くんに失礼でしょ






けど、チャライケメンとは話してないかも
すぐ話しかける系でしょ、あのチャラさは





...それとも私が勝手に決めつけてるだけ？
最低じゃん



見た目で判断しちゃいかんな




そいや、どっかでみたことあるんだよなぁ…
いや、あんなイケメンが知り合いなんて天と地がひっくり返ってもあり得ないんだけどね





『切ったよ。次は？』

「米炊いて」

『はい』







今日も今日とでお母さんのお手伝い

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