ビビりで臆病のアサシンは【暗殺教室】

ずるいよ、千葉くん ページ37

怪物さんにも急に現れるし

私びっくりするし




なんかフレっ！フレっ！って謎に応援された


...なんで？




烏間先生にも驚かれたけど、似合っているって褒められた


...えへへ。つい顔が緩んじゃう











体育の時間、二人一組になって射撃の練習が行われた


...銃か...


そういえば転校初日、怪物さんの触手破壊したんだっけ



今思い出すとマジで奇跡じゃね？








私のペアは前髪が長くて彼の目が見えない千葉くん





何故男子とっ！って思ったけど仕方ない。
学校だし。









「茶倉はやっぱり標的を定めるのが上手いな」

『へっ』(ﾋﾞｸｯ)

「あ、ごめん」

『い、いいいいえ！！』




「殺せんせーの触手を破壊したのも納得だ」







ごめんなさい、どこが？←




っていうか、千葉くんと前髪が長い人同盟組めた気がする
もう遅いけど。



あんな前髪で的、見えてるのかな？...そっか
周りの皆は私の事をこんなふうに思ってたのね









すると軽く風が吹いて、千葉くんの髪も左右に揺れた






そこでチラって見えた彼の瞳













『わっ』

「...？どうかしたか？」



『い、いえ、あの、えと』










が、頑張るのよA！
良い人間関係を築けるのは自分次第なの！

ここで選択肢ミスったらダメだぞ！！




お母さんに教わった事を思い出せ！！





笑顔じゃ！！！











『あ、あのっ...ち、千葉くんの目、綺麗、ですねっ』(ﾆｺｯ)

「...ッ」









よし！よくやったA！
これで少しは仲良く...











「...」











口を抑えて向こうを向いてらっしゃるぅぅう！？！



あ、ミスった。やだ。穴があったら入りたい。






『ご、ごごごめんなさいっ！な、生意気な口をッ』

「い、いや。そうじゃなくて...その、なんだ。


今まで容姿を褒められなかったから...サンキュ、嬉しいよ」










...なんと！照れていただけだったのねっ
ほっとした...







『い、いえ！わ、私が切った後でなんですが

千葉くんはま、前髪、切らないんですか？』

「...ああ。この方が安心するんだ」

『あっ気持ち分かります』






守られてる気がするよね








「でも...」

『？』








「茶倉にこの目が綺麗って思われるなら、切るのも悪くないかもな」















...ッ















ずるいよ、千葉くん。

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