ビビりで臆病のアサシンは【暗殺教室】

仕方ないじゃんか！ ページ35

『ただいまー』

「おかえ.............ごめんなさい、どちら様？;」

『あなたの娘のAですが！？忘れないで！？』

「い、いや...すっごい可愛くなっててビックリしちゃった」





私がずーんと落ち込んでいると何やら美味しそうな匂いが私の前を横切る





「今夜はご馳走よ」

『え、今日なんかあったっけ』

「やーね、明日からお父さんの出張じゃない？
だから今夜はパーッと『待て待て』...え？」













...ん？お父さんの出張？







『聞いてないけど！？』

「あれ、言ってなかった？あらあら」

『こんな時に天然ママ演技するのやめてもろて』









そんなこんなでお父さんも仕事から帰ってきて
案の定私を認識しなかった


こいつら、さては私の両親じゃないな？(ひどい)






転勤したり出張したり、大変だなーモグモグ

ん、このハンバーグ美味ぇ



出張先は大阪かぁ



しばらくは戻って来れないんだって







ん？今お母さんガッツポーズした？？？え？？？？







お父さんが眠りについた頃




「で、アンタのポテンシャルを最大限に活かす為には...」





晩御飯を食べ終わり
お風呂も入り

いざ女子トークをしようじゃないか！って時に
始まってしまった私の育成計画



ほんっとに謎







『ね、ねぇ...無理しなくても「嫌」...うっ』




お母さんもなんなのさ

私の事可愛いとか褒めてくれるのは嬉しいけどさ

今まで隠してたものが露になるとすっごい違和感感じるというかなんというか






お母さんはビシッと私に指を指した


...こら、人に指さしちゃだめなんだぞ


「まずアンタは人と喋るのに慣れなさい！」







えぇ...








「嫌な顔しても無駄だからね。

いつまでもコミュ障こじらせてんじゃないわよ...


そこら辺が勿体ないって言われる理由の一つだからね？」

『お、おぉぅ...なんか心が痛い』






仕方ないじゃんか!

言われた言葉とされてきた事で
少なからず、人と接するのが怖いんだよ


E組の皆は酷くないって最近思い始めてるけど
やっぱりトラウマはそうそう消えたりしないって








「ちょっとずつでいいから、人と目合わせるように努力しよ。
今までは長い前髪のお陰でなんとかなったみたいだけど
今じゃ無理みたいだし？」

『うっ...頑張ります』

「うん！えらい！さすがA！」

え...え？え？→←変な感じ

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