ビビりで臆病のアサシンは【暗殺教室】

ト"ラブ"ル ページ29

おはよう小鳥ちゃん
おはようお母さん
相変わらず家出るのが早いねお父さん


食パンをむしゃむしゃと食べながらコーンスープを頂く


朝からこれは凄く贅沢だ






「あんた最近凄く楽しそうね」

『...そりゃあまあ...学校楽しいし』

「好きな人の1人や2人出来た？」

『ブッ...ゴホッゴホッ』





いきなり何を言い出すんだこの人は


私が？好きな人？出来るわけないじゃん？
言ってて悲しくないのかって？悲しいよ、普通に(泣)


でも、こんな性格だし、オドオドしてるし
好きになったとしても絶対に叶わないね



...っていうか、男性怖いし




おのれトラウマ、許さん。










「アンタ私に似て顔は良いのに...勿体ない」(クソデカため息)



ため息吐かないでもろて。



...私別に可愛くないしお母さんみたいな美人にはなれないって





『お母さんはいいよね、あんな素敵なパパ捕まえたんだから』

「ふっ...だって、"私"だもの」






...理由になって無いんだよなぁ
そもそもそんな自信あって羨ましいよ





『そろそろ時間やばいから行くね。ごちそうさま』

「おそまつさま。気をつけてね、変な人に着いていっちゃダメよ」




私そこまで子供じゃないもん...








...その時私は気が付かなかった
のちに私が、前代未聞のト"ラブ"ルに巻き込まれる事を。





◇◇◇


「おはよう、Aさん」

『！？おっ、おおおおはよう、ございます
いいい磯貝くんっ』



びびった〜
いきなり話しかけないで心臓に悪い
(そこまで気配消してない)



「慣れた？E組にさ」

『す、少し...』

「そっか、良かったよ。転校でも頭抱えるのに加えて暗殺もやらないといけないから困るよな」





分かってくれるのね磯貝くん
キミほんと欠点ないんじゃない？
世界目指せるよほんと





「よっ！磯貝にAちゃん」




またまたイケメン来たし。
しかもチャラい方で私の幼なじみ




この前、わたしとひろくんが幼なじみだって事を知ったクラスは
しばらくその話題でもちきりだった







『お、おおおはようございます』


やっぱ人と目合わすの凄く厳しい

怖いし









「いつも思ってたんだけど...Aちゃんさ、綺麗な目してんのに
なんで隠してるんだよ？」









...え？

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