ビビりで臆病のアサシンは【暗殺教室】

可愛いは言い過ぎ ページ12

「僕は潮田渚。渚って下の名前で呼んでくれると嬉しいな」


『ち、ちちちちち茶倉Aですッ』

「うん、知ってる笑」





ふわりと可愛らしい笑顔で挨拶してくれた潮田...渚...






くん、でいいんだよね？;








「休憩時間だし、挨拶まだだったから」

『ご、ごごご丁寧に、どうも...』

「うん。これからよろしくね」







一生懸命頷いた




「渚〜！Aさんと何話してるの〜！」

「茅野。自己紹介をね」

「あぁそっか！初日はバタバタしてたもんね！

どう、Aさん
やっていけそう？？」









途中から茅野さんも会話の仲間入りに。

私はぎごちながらも控えめに頷いた







「っていうかさ、Aさん前髪切ったら？？」







意外な事を言われた私は『えっ』と口にしていた



だって...ねぇ？
前髪は顔を隠すための武器だし(え？)








「Aさん、顔ちょー可愛いし勿体ないよっ！」

「...確かに、Aさん綺れ...」




そして渚くんは一瞬止まり、彼が言おうとしてた事に気づいて
彼は顔を真っ赤にし手で隠した











『い、いいいいんですっ！
こ、これの方が...落ち着くので...そ、それに可愛くなんかないですし！茅野さんの方がか、かかか可愛いと思い、ます...

はい』






うーん、語りすぎた
上から目線だったかな...？

嫌だ死にたい





「ふふっありがとう！でも冗談じゃなくて、Aさん可愛いから自信もった方がいいよっ！」






いいタイミングで予鈴が鳴った






「また後で！行こ、渚」

「う、うん。また後でAさん」





まだ少々照れながらも自身の席に戻った渚くん




女の子に大して「綺麗」はハードル高いよね
分かるよ渚くん

大丈夫、気にしてないから


きっとその場の空気に合わせたんだよね










可愛いは言い過ぎ








...でも可愛い、か




なんか照れるな

うまい→←騙されるな、私

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