本当の気持ちと本当の自分と３年Ｅ組【烏間惟臣】 (ページ48)

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惟臣side

目が覚めたら病院に居た

でも前とは違った

手を握って居る生徒が居たんだ

惟臣「…カルマ君」

カルマ「先生！…良かった…ほんとに怖かったまた先生がどこか行ったらさ俺達どうしたらいいかわかんねぇよ」

惟臣「…ありがとな」

カルマ「頑張ろこれからさ…少しずつ歩んでいこうよ先生、過去の思い出なんてもう消してください、でも…俺らの過去は忘れちゃダメですよ？」

惟臣「嗚呼…他のみんなは？」

カルマ「今きっと惟臣先生を迎える準備をしてるよ」

惟臣「え？」

カルマ「ほら行きましょう」

惟臣「お…おう」

カルマ「…惟臣先生少し待ってて」

惟臣「嗚呼」

カルマ「みんなお待たせ」

渚「うん…惟臣先生入っていいですよ」

全員『『先生!!おかえりなさいっ!!』』

惟臣「…お前ら…」

渚「お疲れ様です先生…もう、無理はしないでください僕らが必ずそばに居ます、みんな大学で忙しいかもしれないだけどさ傍に…居させてください」

杉野「もう傷つくのは見たくない」

惟臣「お前らありがとな…」

なんで

嬉しいのに

笑えないのだろう…

こんな俺を

なんで

お前らは受け入れてくれるんだ？

ビッチ「ﾀﾀﾞｵﾐ!!」

惟臣「イリーナ？」

ビッチ「このガキ共は頑張ったわ貴方もよく頑張ったわ、ずっとずっと…あなた達は素敵よ」

茅野「ビッチ先生…」

惟臣「…」

ビッチ「辛い時は泣いていいのよﾀﾀﾞｵﾐもあんた達も嬉しい時は笑えばいいわ、でもそれが無理なのなら無理に笑っていいのよそしたら自然と…出てくるわ」

カルマ「なんか…まともな事言ってる」

ビッチ「うるさいわね！正直に言ってるだけよ！」

惟臣「ありがとな皆、それにイリーナも」

ビッチ「えぇ…」

全員『はい！』

完全に笑えるまで

笑えるように

お前らは見守っていてくれるのか？

全員side

先生が

笑えるまでずっとずっと

待っています

だから

どうか

もう…

俺達の目の前から

居なくならないでください

見守っているから

僕らはもう

大切な人を

失いたくないんだ

もう貴方の悲しい顔は

見たくないから

笑顔が見てみたいから

先生が

本当に笑える日が来るまで

待っています

だから

もう二度と

消えないで

僕らの大好きな教官