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渚side
戦いが始まって数分後
僕らは見てられなくなった
負けている殺せんせーを
体力を消耗されている
僕らは声をかけあった
それしか出来ないから
まだ僕らは未完成だ
何も出来ない
惟臣先生の時も
今この時も
苦しいんだ
助けられないのが
無力なのが
悔しくて
切なくて
叫んだ
たくさん沢山
応援した
それぐらいしか出来ないなんて
って言う人もいた
殺「皆さん」
渚「？」
殺「行ってください惟臣先生の所に」
渚「なんでですか…？」
殺「決着をつけます」
カルマ「…行こ皆」
ひなた「でも！」
カルマ「今迷っててもしょうがないんだよ!!俺らにはついていることしか出来ない！」
杉野「行こう」
千葉「今は…行こう」
速水「…そうね」
皆で病室に向かった
通路は何も話さなかった
殺せんせーや惟臣先生のことで
頭いっぱいで
何も考えられなかった
なんで…僕らは無力で
最低で
何も出来ないの!?
みんな顔が暗かった
いつも天真爛漫の倉橋さんも
矢田さんも
みんな…
カルマside
目を覚ましていない
そんなの分かってても
期待して
名前を呼んで入るんだ
もしかしたら
起きているかもしれないってさ
そんなの嘘ってわかってる
でも期待ぐらいさせてくれよ
そんなことしか出来ない俺らは
まだ
未熟者だ
でもな…俺らの知らない来客がいたんだ
カルマ「あんたら誰？」
老けている男性と女性
親「こいつの親だよ」
渚「…え？」
親「まさか、教師やってたなんてな、あなた達この子の生徒？」
俺は嫌な気がした
先生が聞いているんじゃないかって
昔聞いたことがある
寝ていても
話を感じ取るって
寺坂「嗚呼」
親「迷惑してない？こんな馬鹿な先生で」
カルマ「は？先生のこと悪くいうのなら出てってくれませんか？」
親「なんで？この子の親なのよ？」
親「迷惑してると思うから、私たちの家に帰らさせるわ近くに病院もあるし」
カルマ「ふざけんな!!親だろうがやっていいことと悪いことあるだろ!!惟臣先生は俺らの先生だ」
渚「先生を傷つける人は許しません」
その時惟臣先生の目から涙が出たんだ
カルマ「惟臣先生!?…ごめん…守れなくて、聞こえてる？俺たちの声、ねぇ、良いんだよ？俺たちの声だけ聞いてて他の人の声は聞かなくていい!!だからお願い目を覚ませよ！」
親「ｸｽｯ手続きしてくるわ、めいわくでしょ？」
親「こんな馬鹿な先生要らないだろ？また1から教育し直すよ」
カルマ「やめろ」
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2018年2月24日 16時
