ありがとうたくさんの幸せと笑顔を〜完〜 ページ39
カルマSide
あれから何年経ったのだろう
日々が経つのはゆっくりのようで早くて
俺はある人と付き合って、結婚した
その人はとても綺麗でとても純粋な明るい人
そして子供が出来た
その子供ももう保育園を卒業して小学生
春巡る季節
桜の舞い落ちる季節
カルマ「…綺麗だ」
「パパ？」
カルマ「ん…？」
「ほら写真撮るよっ〜2人とも並んで並んで！」
「抱っこっ」
カルマ「桜花おいで」
「ん〜パパの匂いすきっ!!」
「桜花より好きなのは私よ〜っ!!」
カルマ「ふふっ…俺はそんな2人がめちゃくちゃ大好き(ｷﾞｭｯ」
「パパッ〜」
龍弥「ｶｼｬ)3人ともいいぞ〜ｸｽｯ」
「ちょ義兄さん!?」
カルマ「なんで」
龍弥「いつまでも並ばないからな〜」
カルマ「桜花！陽葵！」
「「撮るぞ〜！」」
龍弥「ったく、この家族は毎度明るすぎだろｸｽｯ
撮るぞ…3、2、1」
「撮れたっ〜行こっパパママｯ!」
カルマ「俺ちょっと用事あるから先に行ってて」
「ええ〜」
「桜花ママと義兄さんで、先に行っとこうかﾆｺｯ」
龍弥「カルマ」
カルマ「もう俺は大丈夫なんだから心配すんな〜！じゃっ」
娘の小学校は俺の母校
染み込んできえ無い記憶
俺をいじめてた生徒が先生になってた
その人に逢いに行く
「カルマお前…」
怖い……でもっ…
カルマ「…っ…俺の事は嫌ったままでいい
でも、桜花は関係ないから、娘は何も関係ないから」
「…」
カルマ「だからよろしくお願いします”先生”」
「はい、これからよろしくお願いします」
俺は進む
前に進み続ける
何度もくじけて、もがいて
何度も立ち止まるだろう
でもその度に周りに仲間が
家族がいるってことに気づけたなら
また進めるから
「終わった？カルマ」
カルマ「陽葵…おうっ!!」
「じゃあ行こっ」
カルマ「ありがとう(ﾎﾞｿｯ」
《よく頑張りましたね》
ふわりと花吹雪が起こった
そして殺せんせーの声が聞こえた
頑張ったのはみんなのおかげ
みんながいてくれたから
ここまで来れた
だから俺はみんなに感謝する
出会えた奇跡を
過去の俺に
止まってる俺に
伝えたい
この気持ちを
過去の俺に
今の俺に
生きてくれてありがとう
そして…みんなに
出会ってくれてありがとう
今までもこれからも
たくさんの幸せと
たくさんの笑顔を
そしてこれからも
一緒に歩んでいこう
全員で
終わり
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2018年9月23日 12時
