カルマの言葉 ページ38
渚Side
”彼”は声を上げた
杉野「どうした？カルマ」
千葉「聞く」
みんながそう言うと”彼”は声を出した
カルマ「俺はずっと…誰も信じられなかった…
あの時から…親がいなくなって…ｱｲﾂが来てから
世界が一気に変わった…怖かった世界が闇に見えた
真っ暗で、全部聞こえるものも見えるものも塞ぎたいぐらいに残酷なものだった
でも…その途中で、お兄さんに会った…
その存在はとても暖かった…何回も学校に迎えに来てくれて、ｱｲﾂにも唯一、お兄さんが立ち向かってくれた、そんな存在は少し残酷でとても嬉しかった
いつでも助けるって言ってくれたら嬉しかった
…お兄さん…俺ね、あの時出会えたのがお兄さんで良かったよ
たくさん…色んなことを教えてくれてありがとうっ!!
俺を助けてくれてありがとう！お兄…烏間さん
傍にいてくれてありがとう、話を聞いてくれてありがとう！」
烏間「っ…嗚呼っ…俺も…出会えて…よかった…ﾆｺｯ」
カルマ「ﾆｺｯ…
そして…中学に行ってみんなに会った
そこでも、毎日嫌だった…でも…浅野やみんなは違った…
普通に接してくれた…でも…途中で何かが壊れてしまった
でも…3年になってまたみんなに会って色んなことがあった
磯貝…突き飛ばしたりしてごめんな
何度も何度もみんなの手を振り払ったのに…みんなを傷つけたのに…いつも…笑顔で迎えてくれてありがとう!!
いつも…追いかけてくれてありがとう
みんなには感謝をしてもしきれないよ
側にいてくれてありがとう隣にいてくれてっ…ありがとっ…ずっと…っ…ないで…み…見捨てないでくれてっ…と…ありがとう…俺…嬉しかったっ…みんながっ…いてくれてみんなが目の前にいてくれて
安心した！
俺はみんなに会えて…会えて嬉しかったっ！ううん
会えて嬉しい！
みんな…大好き、ありがとう！！」
渚「…たり前じゃん！大切な仲間なんだからっ」
杉野「そうそう！」
”カルマ”は話した、途中途中で泣きこぼれて上手く言えなかったけど
それでも僕らはちゃんと伝わってるよ
君がここまで来れたのは他でもない君が頑張ったからだよ
みんな”カルマ”を抱きしめた
精一杯の笑顔で言うんだ
『『こちらこそ出会ってくれてありがとう！！』』
”カルマ”は照れくさそうにしていた
カルマ「叔父さん」
龍弥「ん？」
カルマ「だからもう…大丈夫なんだよﾆｺｯ」
龍弥「泣きそうな顔をして言われてもな〜」
カルマ「だって…嬉しい…っ！！」
龍弥「ああ…(撫で」
ありがとうたくさんの幸せと笑顔を〜完〜→←卒業おめでとうカルマ
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2018年9月23日 12時
