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カルマSide
あの日から
何年経ったのだろう
俺はあの日から随分眠っていたようだ
起きた時、みんなが喜んでいた
渚君や茅野ちゃんはめちゃくちゃ抱きついてきた
そこにはタコがいなかった
理由を聞いた
教えてくれた
今まであったことを
今まで起こったことを
そして、俺はリハビリとかカウンセラーを受けた
よく分からなかったけれど
《ごめん…カルマ》
叔父さんはしょうがないんだって思った
俺を守ってくれた
親は守れなかったけれど…
俺を守ってくれた
怖かったけど…
苦しかったけれど…
お兄さん…いや…烏間さんやみんながいたから
頑張れた
起きてから1年が経った
俺は烏間さんに叔父さんに会いたいって言った
理由は効かないで縦に振ってくれた
ありがとう烏間さん
そして俺は自分の足で向かった
面会は親族ならおっけいみたいだから
面会室に向かった
入ると、あの時より痩せた叔父さんが座っていた
カルマ「…」
龍弥「よかった…目を覚ましたんだな…」
カルマ「うん」
龍弥「本当に済まない」
カルマ「うん」
龍弥「…カルマごめん…本当にっすまない！！！」
カルマ「…叔父さん…俺は、親を見捨てた叔父さんを許すつもりは無い、でも責めるつもりもない
俺が寝ている間、仲間達が埋葬してくれました
やっとゆっくりさせてやれる
ここからでたら一緒に墓参りに行こう
そして、一緒に住みませんか？」
龍弥「カルマ…でも俺は…」
カルマ「俺の周りには烏間さんやビッチ先生、みんながいるタコがいる
もう、大丈夫みんなが居たから俺は！俺で居られた
ここまで生き抜くことが出来た
叔父さんは俺を守ろうとしてくれた、それだけで充分
あと3ヶ月で大学を卒業するから絶対見に来てよ
約束」
龍弥「っ…ああ！」
何が正解か分からない
だけど…
俺の答えはこうだから
正解なんて不正解なんていらない
俺が俺でいられたらそれでいい
今も怖い
人の目線、人の言葉
全部怖い
だけどみんながいるから
みんないるそう思うだけで救われるんだ
そして月が流れて
3月卒業の日
俺は大学を卒業した
扉の門には
叔父さんやみんながいた
龍弥「カルマ…卒業おめでとう(ｷﾞｭ」
カルマ「っ…」
龍弥「生きていてくれてありがとう、お前は俺の最高の甥だよ、ここまで育ってくれてありがとう…2人の分までおめでとうを伝えるよ」
カルマ「っ…ぁ…」
烏間「おめでとうカルマ君、もう君は1人じゃないなﾆｺ」
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2018年9月23日 12時
