人間不信な君は……【赤羽カルマ】 (ページ31)

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どこに行ったんだ？ページ31

烏間Side

いつの間にか…寝てたのか？

烏間「カルマくん…」

いない？

烏間「これは…カルマくんの字？」

カルマ《拝啓、烏間惟臣先生へ
この手紙を読んでるって言うことは、もう俺はいないんだろうね。
自分勝手でごめんなさい
出ていきます
殺せんせーのことは誰にも話しません、もちろん、３年Ｅ組のことも、誰にも話しません。安心してください
ありがとう、俺と出会ってくれて、俺を何度も助けてくれて
俺のそばにいてくれて…ありがとう
もう大丈夫だよ…俺は1人で生きていくから
みんなにもよろしく
さよなら
カルマより》

どゆうつもりだ？

なんでだ？

君の中で何が起こったん…だ？

いつの間にか家を飛び出していた

何度も呼びながら探していた

まだそう遠くに行ったはずはないのに

なんでだ

気づいたらE組にいた

律「烏間先生どうしたんですか？こんな夜中に」

烏間「…カルマ君のケータイのGPSは？」

律「確認します……
ダメです電源が切られているようです
皆さんに連絡しますか？」

烏間「いや、明日俺が言う
ありがとう律」

律「…はい」

烏間「また明日」

律「烏間先生」

烏間「どうした？律」

律「いつでも頼って下さい」

烏間「…ありがとう」

律「みんなで見つけましょうねﾆｺｯ」

烏間「嗚呼…」

ありがとう律

俺はあの時

寒い日半袖半ズボンのカルマ君を見てから

決めたんだ

俺が…守るって

なのに何も出来てないじゃないか

律Side

カルマさん…どこに行ってしまったんでしょう

教室から出る烏間先生の後ろ姿はいつもみたいに

しっかりとはしてなくて、寂しく感じました

お願いです……カルマさん…どうか無事で……

無事でいてください

カルマSide

俺は強くならなきゃ

みんなに守ってもらわなくても

自分の足で歩ける

俺は医者が言った場所に来た

大丈夫大丈夫だ

「やっと来たか」

カルマ「…」

「いい子だ」

カルマ「来たよ
これでみんなには手を出さないでくれるんですよね」

「…それはお前の結果次第だ(打つ」

カルマ「ｯ…(倒れる」

「＿＿＿＿＿＿＿」

《いいか？今日この場所に来い、もし来なかったらどうなるか分かるよな？》

何かを打たれた瞬間俺は倒れた

真っ黒の黒ずくめの男を見ながら

目を閉じた