信じる度に怖くなるならもう ページ30
カルマSide
ここはどこ？
暗い…
何も見えない…
今まで何してたっけ…
怖いよ…助けて…
助けて？
ダレニ？
《＿＿！！》
《＿＿＿＿＿＿＿＿？》
《＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿》
何を言ってるの？
キコエナイナ
烏間Side
家に着いて30分がすぎた
家に入った途端
隅っこに行き
怯えてる
烏間「カルマくん
病院怖かったか？…怖かったら、もう行かなくていい
気持ちを…教えてくれないか？」
いいんだ…別に
無理して、行かなくても
無理して、笑顔を作らなくても
無理して…何もしなくていいんだ
烏間「落ち着いたら、俺の所に来て
いつでも待っている」
…ん？この気配…
烏間「不法侵入だぞ、タコ」
殺「にゅやっ！！
扉が空いていたので…」
烏間「どうした」
殺「皆さんが心配してて…」
烏間「一時的には良くなったんだが…
病院で、心理学者の話を聞くとこうなるんだ
俺は部外者として、一緒に聞くことが出来ないんだ…
何を話しているのか、何が起こったのか
それは、カルマくん自身にしか分からない」
殺「なぜ心理学者なんでしょうか」
烏間「俺も分からない、何も教えてくれないからな
いや…教えられないのか」
殺「どゆう…」
烏間「記憶」
殺「そんなことが出来ると…」
烏間「さあな…」
カルマ「お…」
烏間「タコ、また明日だ」
殺「わかりました、また明日」
烏間「どうした？カルマくん」
カルマ「…病院…やだ」
烏間「分かった」
カルマ「…少し1人になりたい」
烏間「分かった…一つだけ約束してくれ」
カルマ「…？」
烏間「絶対どこにも行かないと」
カルマ「なんで？」
烏間「心配するからだよ
出てもいい、だけど必ず帰ってこい、ここが嫌だったら、E組でもいい
お前の帰る所は、ここと、あのE組だから
だから…お願いだ…目の前からいなくならないでくれ
どうか…俺たちを信じてくれないか？」
カルマ「…」
烏間「何度でも俺はお前を助けに行くよ
君が俺を信じているなら、俺はお前を助けに行く」
カルマ「分かった」
烏間「嗚呼、何かあったら呼んでくれ(入る)」
どうか…何事もないように…
カルマSide
《お前の周りは全て敵だ、誰も信じるな
お前はずっと独りだ
ずっと一人で生きていくんだ、アイツが戻ってくるまで、お前は苦しみ続けろ、周りのヤツらが痛い目にあうのが嫌なら俺の言うことを聞け》
守らなきゃ…みんなを…
俺は1人でも大丈夫だから…
俺はもう強い
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2018年9月23日 12時
