みんなの気持ち ページ27
烏間side
あれから数ヶ月が経った
カルマ君の様子は
生徒たちがいつもメールで教えてくれた
もう…9月だ
おれは
声を失った
でも、リハビリで少しずつ出てきた
まだ苦しいけど
カルマ君の為
アイツらのためならなんだってできる
ってかもう退院していいだろ……
早く逢いたい
もうアイツの傍を離れない
俺が見てやらなきゃ
支えてあげないと
《先生ゆっくりで大丈夫です》
《カルマには僕らがついてるんですから！》
《先生…カルマに出逢ってくれてありがとうございます》
あいつらは成長した
カルマ君も成長した
俺が卒業しなければならないかもしれないな
カルマ君から
もう、仲間も出来た
まだ信じるには程遠いかもしれない
だけど任せられる
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
カルマside
竹林騒動が終わって数日後
俺はみんなのメールの言う通り
少し遅くに投稿した
なんなんだろ？
ドアを開けると
そこには
お兄さんが立っていた
カルマ「っ!!」
烏間「久しぶりだな」
カルマ「お兄さんっ…!!お兄さんｯ!!寂しかった…怖かった！もう行かないで…どこにも行かないで!!
お兄さん!!会えてよかったっ！！！もう…俺から離れないで!!」
烏間「(撫で)お待たせ
今までよく頑張ったな大丈夫だ、もうどこにも行かない、それに…もう仲間がいる、な？少しは寂しくなかったろ？」
カルマ「…あ…うん」
渚「ﾆｺｯ」
前原「よかったな！カルマ！」
烏間「っ…ｲｯ」
カルマ「お兄さん？大丈夫？」
烏間「ああ…済まない…まだ一気に出すのは無理そうだ」
((((それでも声を出してる烏間先生がすごいと思います))))
カルマ「…俺っ！みんなに出会えてよかった!!」
渚「カルマ君」
カルマ「まだ信じきるには、時間がかかるけど！俺！！今みんなに会えてよかったって！思ってる！！不思議なんだ…みんなとはもっと前から居たみたい、こんなにも明るい世界があったなんて知らなかったし、もちろんお兄さんに逢えたからこそみんなに出逢えたんだと思うけど
お兄さんに出会って色んなことを教えて貰って
中学生に上がって浅野に出会って寺坂に出会って千葉に出会って、確かに嫌なこともあった、だけどね？よかった、ここに来て出逢えて良かったみんな！ありがとうっ！！！」
前原「この〜っ朝から感動させんなって…」
磯貝「俺達も…会えてよかったぞ！…！」
渚「うん！」
中村「もちろん」
「「こちらこそ出会ってくれてありがとう」」
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2018年9月23日 12時
