人間不信な君は……【赤羽カルマ】 (ページ26)

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カルマの気持ちページ26

カルマside

ｱｲﾂがお兄さんを切った

許せなかった

怖かった

信じている人が

目の前でいなくなるのは怖かった

叫んだ

沢山叫んだ

怖くて震えてきて

ｱｲﾂは捕まった

だけど何も変わらなかった

人と会うのがもっと怖くなった

みんなと喋るのも嫌になった

お兄さんのそばにいなきゃ俺は生きられない

みんなは、優しく声をかけてくれた

無理に笑わなくていいって言ってくれた

お兄さんがいないけど

俺には

みんながいるから少しは生きられる

お兄さん早く

早く良くなって…俺に逢いに来てね

たくさんの恩返しをしたいんだ

お兄さんがいなかったら

お兄さんに逢えなかったら

俺はここにいないから

生きてなかったから

お兄さん

ありがとう

前原「カールーマー！」

カルマ「ﾋﾞｸｯ…？」

前原「お前話し聞いてたかw」

磯貝「大丈夫か？」

カルマ「うんみんなに会えてよかったなーって思える時が来るかなって」

前原「それは俺らが頑張らなくちゃな」

杉野「いつか思えて貰えたら嬉しいな」

神崎「私達はいつまでも待ってますから」

倉橋「そうそう！ずーっと待ってるよ！」

カルマ「ん…」

寺坂「まあ、お前は烏間先生のことが気になるんだろ」

千葉「今日も行こうか」

カルマ「いく」

前原「よーし！次の授業頑張るぞー！！」

「「「おう！！！」」」

ありがとうみんな

ありがと…ありがとう

殺「カルマ君」

カルマ「？」

殺「どうですか？ここは」

カルマ「優しい場所…」

殺「そうですか」

カルマ「お前にとっては？」

殺「カルマ君…私先生ですよ？」

カルマ「お兄さんが、奴のことはお前でいいって言ったから」

殺「烏間先生…
カルマ君一応先生ですから他の…カルマ君？」

カルマ「先生嫌いだよ？俺」

殺「では、タコさんとはどうでしょうか」

カルマ「タコ」

殺「にゅやあ…ゆ、許しましょう…ちなみにイリーナ先生はなんて読んでるんですか？」

カルマ「ん～と…
ビッチ！」

殺「なにゅ…ち、ちなみに烏間先生は？」

カルマ「お兄さん」

殺「にゅや…」

カルマ「いつかタコとビッチの事も…呼べたらいいな」

殺「ゆっくりで大丈夫ですよ」

カルマ「うん」

ビッチ「ちょっとーー！今まで誰よ！ビッチって言ったのは！」

前原「しーらない」

カルマ「あ、ビッチ」

殺「か、カルマ君！」

ビッチ「なんだ、カルマだったのね」

カルマ「ドヤ」

殺「ところではないですよ」

その日は笑い声が響いた