人間不信な君は……【赤羽カルマ】 (ページ25)

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最悪の事態、だけどぼくらが向かう方向は？ページ25

渚side

そのあとは一瞬の出来事だった

烏間先生は今手術してて

一刻も争う

そして…

カルマくんは

カルマ「やだ…ﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞ…お兄さん……お兄さん…っ…だめ…ｵﾚﾉｾｲ…あ…っ…」

不安定な状態

あんなに…カルマくんが本当の言葉で向き合おうとしてたのに

烏間先生…カルマ君の為にも…

だって…超人なんですよね？…

お願い…

数時間が経って

医者がでてきた

「命は大丈夫です、ですが……＿＿＿＿」

陽菜乃「嘘…」

それから数日後

烏間先生が目を覚ました

カルマ「お兄さんっ…！！」

烏間「ーーー!!」

渚「…」

陽菜乃「ほんとに…声が…」

《声帯に傷がついてるので声が出るかはわかりません》

カルマ「っ…なんで…！守らなくてよかったのに！…そしたら俺が…おれがっ…こうなってたのに！なんで…！世界に必要とされてない俺がこうなってたのに…!!」

その瞬間鈍い音が鳴った

カルマ「っ」

前原「少なくとも俺達は必要としてる、
ですよね、烏間先生」

烏間「ｺｸｯ…(撫で」

カルマ「お兄さん…っ…(ギュッ」

烏間「/////」

先生は少し顔を赤らめて

カルマ君の頭を撫でていた

渚「2人だけにさせてあげよっかﾆｺｯ」

茅野「そうだね」

声が出せなくても

情報不安定でも

泣いても

どんな辛いことがあっても

僕らが歩く方向は同じだ

それから烏間先生は

リハビリをしてた

カルマくんを笑顔にさせるために

それからというのも

カルマ君は

”また”笑わなくなってしまった

渚「烏間先生…お疲れ様です」

烏間「…」

渚「また…笑わなくなってしまいました…もうあの人は居ない、だけど、カルマ君の中では変わらない…何も変わっていないんですよね」

烏間「だ…」

渚「先生が言うことは分かってますﾆｺｯ大丈夫ですよ、僕達が笑わなきゃ…先生ゆっくりで大丈夫です、カルマ君には僕達がついてます」

ぽんと撫でられ僕は病室を後にした

僕らが弱気になっていたらダメだ

渚「あ、カルマ君、来てたんだね、帰ろっか！大丈夫、先生元気だったよ」

カルマ「…ん…」

渚「大丈夫僕らは無理矢理に笑わせたりしない
頑張ったね…カルマ君…君の勇気凄かった」

カルマ「！！」

渚「何驚いてるのw成長…したね」

カルマ「渚くん…」

渚「久々に声聞いたよ」

ずっと僕らは

君の味方でいたいよ