人間不信な君は……【赤羽カルマ】 (ページ21)

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烏間side

病室の外に居たのは

理事長

烏間「ここに何の用ですか？」

理「いえ、私は赤羽くんの様態が心配で来ただけですよ」

烏間「こんな真夜中に？」

理「こんな真夜中の時間しかないのでね」

烏間「…寝てますよ？…本当は誰かに頼まれてきたのではないですか？」

理「どの立場で言ってるのですか？」

烏間「…どの立場…それは…立場なんて必要ないですよ」

すると病室の扉が開いた

カルマ「り…理事長…」

理「大丈夫なのですか？」

カルマ「浅野に…なにを…なにをいっ…たんで…すか？」

震えながらも汗をかきながらも

声を出していた

カルマ「…のは…浅野君はっ！！…唯一の……しょ…うぶ…相手だった…!!!…大切な…仲間のひとりだった!!……ﾊｧﾊｧ…貴方は…ﾊｱｯ…浅野君の…親なのにっ…ﾊｧﾊｧｯ…アイツの言いなりに…なんでなったんです…か？…ｱｲﾂは何者…なん…ﾊｧﾊｧ…ｯ(しゃがみこむ」

烏間「カルマ君っ！！大丈夫か？」

カルマ「…あり…がと……ｱｲﾂの…正体っ…知ってるんですよね…??…浅野くんに…謝って…くだ…さい……」

理「すまないがなんの事か分からない、もし君が君の叔父さんが偉い人だったら俺はもちろん、息子でも切り捨てる、では…(出る)」

カルマ「…して…どうし…」

友達思いなんだな…

渚「カルマ君…」

カルマ「みんなも…ありがと…嬉しかった…でも…帰っていいよそろそろ…親に見つかるよ？…」

杉野「親に見つかったら？」

カルマ「監、禁…」

寺坂「監、禁って…!!お前会ったことあるのか？」

カルマ「…ある…ｱｲﾂはなんだってするんだ…小の時の友達もされたから」

杉野「…カルマ…」

カルマ「もう失いたくない…よ？だからっ！お願いっ!!!」

渚「分かった…(撫で)必ず…戻るから」

カルマ「ﾆｺｯ」

烏間「ゆっくり休んでくれ」

カルマ「じゃあ」

俺達が見つからないルートを歩くと

カルマ君は涙を流していた

きっと離れるのが嫌なんだろう

相手が傷つかない道を選んだ

カルマside

本当は行ってほしくなかった

だけど…これが…みんなのためだ

お願い…

あいつらだけは傷つけないで…