人間不信な君は……【赤羽カルマ】 (ページ18)

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なぜ1人の大人のために、1人の男の子が犠牲にならないといけないのか…… ページ18

渚side

浅野「結局…僕も同じだった」

渚「…」

カルマ「…全員ｱｲﾂの言いなりだ」

渚「僕達は違う」

カルマ「どうかな、きっと渚くんの…親も同じ事をするよ、ほら…きた」

「やっと見つけたよ」

カルマ「ﾁｯ…」

「なんだ？その態度は」

カルマ「消えろよ…俺の目の前から」

そこに居るのはでかい大人だった

震えてる

「なんだって聞いてんだよ！(殴り飛ばす」

カルマ「ぐっ…」

渚「カルマくんっ！」

突き飛ばされた？

一瞬の間に壁にぶつかっていた

カルマ「…」

「丁度いい、お前のだーいすきなお兄さんもいないみたいだしな」

カルマ「…っ…」

渚「やめろ！」

「誰だ？」

前原「カルマの友達だ！」

鷹岡より大きい

倒せない

僕達の力では

カルマ「…めろよ…」

磯貝「カルマ」

カルマ「やめろよ！っ！手を出すのは俺だけにしろ!!お前らもやめろ！こいつに何も言うな!!」

「いい度胸してんな」

カルマくん…ダメだって…自分だけが犠牲になる必要は無いよ！

声を出したかったのに…

怖かった

必死で

殺せんせーの名前を呼んでた

来るはず…ないよな

カルマくんは大きな人に連れていかれてた

ねぇカルマくん1人で背負い込まないで

全員で車を追いかけた

消えそうで怖くて

烏間先生に電話をするのも忘れて

走った

烏間先生に鍛えられてるから

大丈夫だと思った
だけどまだ未熟で

3キロ？

何ｋｍ走ったんだろう

車は遠くに行ってしまった

渚「いやだ…カルマくん！」

前原「おい！誰か烏間先生に電話！」

何時間たった？

何故か分からないけど

殺せんせーに怒られてそれぞれ径路について

家に着いたら何故か母さんが怒ってて

みんな起こった内容はこうだった

「「これ以上関わるな」」

浅野くんと同じだ

この街は狂ってる

なぜ1人の大人のために

何故…何にももしていない

1人の男の子が

犠牲にならなきゃいけないのか

分かんなくて

カルマくんは何も悪くない

何もっ！

人を信じられなくなったのも

大人のせいだ

次の日

殺せんせーはこう言った

「君達は何一つ間違っていない、間違っているのは大人達です」

助けようとした

だけど

理事長や、親が来て停められた

全員で反抗した

仲間なのに何故…

あんな酷い大人の為に

カルマが犠牲になるんだよ！

2日経って

烏間先生が

帰って来て

俺が助ける

って言ってくれた

お前達は何もしなくていい

無事を祈ってくれって

大丈夫カルマくん