【烏間惟臣】壊れるものはいつだって＿＿＿ (ページ5)

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～過去～ページ5

烏間side

俺は小さい時から

虐待を受けていた

「お前なんか生まれて来なければよかったのに！」

小さい時は

それがどんなことか分からなかった

小学校に上がって

親は入学式に来なかった

クラスからも

暴力を受けていた

小6になって

やっと分かった

あれは親の愛情でもなんにもない

ただの虐待だって

「父さん」

「父さんなんて呼ぶな」

「じゃあなんて呼んでいいの？」

「呼ぶな」

「…なんで？」

「お前は俺たちの親じゃないお前なんて居なければいいんだよ」

「…」

「なんだ？その目は」

「父さん達は俺の事が嫌いなの？どうして？なんで？何で叩くの？」

「うるさいっ！！(床に押し付ける)喋るな。」

中学生で俺は

誰も信じられなくなった

クラスからも教師からも

親からも

「「お前なんか生まれて来なければよかった」」

「早く死んでよ」

「化け物」

嫌われていた

ある時事件は起こった

切りつけられたんだ

背中と腕を

切りつけられたと言うより

刺されたといった方がいいか

そこから俺は気を失って

気づいた時は病院だった

重度精神病と言われた

何もかもわかんなくなって信じられなくなった

俺の過去はこれだ

＿＿＿現在＿””

カルマside

カルマ「…はな…してくれてありがとうございます…」

俺は耐えれなかった

涙が浮かんできて

スピーカーからは

女子の鳴き声が聞こえる

烏間「…」

カルマ「っ…ぁあ…やばっ…一番辛いのは烏間先生なのにごめんなさい…やばい涙が」

烏間「俺は…」

話し始めた

烏間「いていいのか？」

カルマ「っ!!!」

烏間「なぁ」

カルマ「はい居てくださいずっと！」

烏間「…すまん…電話切ってくれ」

カルマ「はい…(切る)俺は…」

烏間「…居てくれ…すまん…少し…」

カルマ「大丈夫です…いつでもいますだから…気持ちを出してください」

そう言うと烏間先生は

泣いた

多分泣いたこと無かったんだと思う

自分はこうゆう運命だと思い続けてきたから

分からないんだ

何が正解か不正解か

俺らが不幸になってもいいから

幸せを…与えて下さい

カルマ「…どうか…幸せを…」

烏間「はぁ…はぁ…すまない…」

カルマ「俺らは受け止めます、烏間先生の…全てを」

烏間「…」

カルマ「信じられなくていいです、ゆっくりでいいんです」

俺にはそれしか言えない

目標の人を憧れの人を

救いたいという気持ちしかない