こんなに残酷な人生は…要らない ページ7
今日こそは学校に行かなきゃ
そう思っても体が動かない
何日食べていないのだろう
何日学校へ行ってないのだろう
何日吐いただろう
何日……ずっと1人だったのだろう
1人は嫌だでも、彼処にいるのはもっと辛い
そうだ…公園に行こう
きっと気が晴れるだろうそしたら
また食べれる
また笑顔を出せる
またあいつらと遊べる
そう思っていたのに…
なぜこうも神様は残酷なんだろう
出掛けようとすると電話がかかってきた
カルマ「も…し…もし」
久しぶりに出した声は
枯れていて
俺の声じゃないみたいだ
電話の向こうから聞こえて来たのは
聞きたくて聞きたくなかった声だった
親『もしもし?カルマ?』
カルマ「っ…か…あさん」
親『ごめんね、』
カルマ「え…?」
親『_____』
カルマ「は?…何言ってんの!?なぁ!…はぁはぁ…ねぇ!どこまで…身勝手なんだよ!!てめぇらは!ねぇっ…ゲホッ…あんたらまじ…最低だよ…俺がどんな思いしてここまで来たか知らねぇのかよ!俺はあんた達と一緒に居たかった!小さい時も!今もっ!はぁ…はぁ…寂しかったんだよっ…なんで…ねぇどこまで俺の気持ちを奪ったら気が済む…んだよ」
親『ごめんね(切る』
カルマ「…やだ…いやだ…母さん…ねぇ…なんで?俺が悪い子だから?俺が…っ…渚…」
俺は訳もわからず渚くんの名前を呼び続けた
渚「っ?」
殺せんせー「どうしましたか?渚君」
渚「…カルマ君に呼ばれてる気がして…」
杉野「え?」
渚「殺せんせー!!連れてってカルマ君の家にっ」
そういうと、殺せんせーは「はい」と言って僕をカルマ君の家まで連れてってくれた
渚「カルマ君!?」
ドアを開けると僕の名前を呼んでいて泣いているカルマ君がいた
カルマ「な…ぎさ君…」
渚「どうしたの?何があったの?」
カルマ「ゲホッ…ゲホッ…ぁ…」
渚「摩る)大丈夫大丈夫だからゆっくりでいいよ」
こんなに弱いカルマ君は初めて見た
泣きながらカルマ君は僕の問に答えてくれた
カルマ「っ…あ…親から電話があった…___って…俺が悪い子だから?ねぇ…教えてよ」
渚「っ…?大丈夫カルマ君は悪い子じゃない、(ぎゅっ)辛かったねもう大丈夫僕らが居るからごめんね気づいてあげられなくて…」
カルマ「もう…俺は」
俺は
中身がない人形のように
薬箱へと向かった
何か便みたいなものから
睡眠薬を
飲み続けた
意識がもうろうとして最後に見たのは俺の名前を読んでいるスカイブルーのオトコの娘
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作者名:茅野雪 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時:2018年6月24日 11時