目覚めの時 ページ4
カルマside
カルマ「ん…」
殺せんせー「カルマ君起きましたか」
カルマ君「…」
殺せんせー「最近食べていますか?」
カルマ「食べれないんだよ」
殺せんせー「にゅや?」
カルマ「食べたくても食べれないんだよっ!!食べたら戻してしまうからもう俺は何も食べれない何も飲めないんだ」
殺せんせー「いつからですか?」
カルマ「気が付いたらこうなってた!どうせあんたにはわかんないよじゃあな先生(出る」
こんな気持ちは誰も分からない
誰にも分かってもらいたくない
俺はもう…
人を信じられないかな
俺をこんなふうにしたのは誰だっけ…
親か
今どこにいて
何を思っているんだ
もう親の顔も思い出せなくなって来る
俺はずっと1人だった
小さい時から
俺が熱を出した時も
《カルマなら大丈夫だよね?》
《父さんたちは出掛けてくるな》
《うん…分かった》
こればっかりだった
俺がいい子にしてないと
両親は喜ばない
俺が悪い子だから
両親は離れていくんだ
小さい時からそう思ってた
でもだんだん
年を重ねる事に
苦しくなってきた
愛されていない
ずっと孤独
愛情を受けていない俺には
友情なんかもっと分からないはずなのに
E組に会った途端に楽しくなってきた
でも
心にポッカリと穴が空いたみたいに
苦しくてしょうがなかった
偽りの笑顔を見せるしかない
みんなが笑ったら俺も笑う
俺が笑ったらみんなも笑う
この繰り返しだった
一時的は
このままでいいと思ってた
だけど無駄だったんだ
もう何も食べれない
きっとあいつらは俺のこと嫌ってるだろうな
カルマ「ただいま…」
声を出しても俺の声が聞こえるだけ
今日も誰も居ないんだ
俺は心配させないように何かを食べようと思ったでも
怖いまた吐きそうだ
食べなきゃ…
カルマ「パクっ)うっ…」
梨でもダメなのか?
土を食べてるみたい
吐きそうだけどここで吐いたら…
やっぱり俺の思いは届かなくて
カルマ「うっ…ゲホッ…ヴッ…はぁ…はぁ…なんでっ…」
食べれないんだよっ!!
苦しい…
空腹感と気持ち悪さで目眩がする
寝なきゃ…寝たら治る
寝たら…きっと違う明日になってるから
《寝ることによって幸せを感じられるから》
《寝ることによって劣等感を無くせるから》
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:茅野雪 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時:2018年6月24日 11時