君が倒れる時… ページ3
Ｅ組はいつものように
登校していた、
カルマ「おはよ〜」
渚「カルマ君！おはよﾆｺｯ」
カルマ「おう」
千葉「大丈夫か？」
カルマ「心配し過ぎ大丈夫だって」
杉野「でも」
カルマ「大丈夫お前らはそのままでいて」
全員『『…』』
カルマ「ﾆｺｯ」
殺せんせー「みなさんおはようございます！」
全員『『おはようございます〜』』
カルマside
その優しさは困るんだ
胸が締め付けられる
大丈夫？と声を掛けられる度に…壊れてゆく
それ以上優しくしないで
この暖かさが…
暖かさに
慣れてしまっているから
あぁ眠たい
寝てしまおう
そしたら
楽になるから
茅野side
どんよりしてる
この空気は
少し嫌だな
カルマ君が元気ないから
誰も笑顔を見せない
正確には”偽物の笑顔”
分かっちゃうよ…
嘘か本当ぐらい
カルマ君も本気で笑ってないもちろんみんなも
殺せんせーは分からないけど
烏間先生もビッチ先生も
みんな笑っていない
渚side
そろそろお昼だカルマ君は相変わらず寝ている
起こしちゃいけないような気がしたけどこれ以上やつれていく彼を見たくない
渚「カルマ君！」
カルマside
カルマ「何？」
渚「昨日の約束！一緒にお昼食べよ」
カルマ「無理だって…あ」
違う！なんで…言葉が出てくるの
渚「大丈夫だよ食べなくてもいい話そうよﾆｺｯ」
カルマ「ごめん渚君…無理なんだ」
やばい匂いが
パンの匂い、ご飯の匂い何もかが腐ってるようだ
ふらふらする目眩がするここから出ていかなきゃ
カルマ「ごめんトイレ」
渚「(捕まえる)嘘でしょ逃げようとしてるよね…どうして？お願い食べなくてもいいから一緒に居てよ」
カルマ「離せって！無理なんだもう…俺は」
もう何も食べれないんだ
何も飲めないんだ
ほら嫌われてる
もう無理だ倒れる…
どんどん体が重くなってくる
最後に見たのは
青いでも深い青色
渚「カルマ君!?カルマ君」
杉野「カルマ！？」
茅野「先生っ！カルマくんが！！」
殺せんせーside
生徒達の声で教室に入ると
カルマくんが倒れていた
殺せんせー「!?保健室に運びましょう！(だかえる)…軽い」
前原「あー見えて身軽だもんな」
杉野「そうだよせんせ」
皆さん…
殺せんせー「いや…それ以上に軽い40は下るだろう…」
渚「え…嘘確かカルマ君は…」
殺せんせー「えぇそうですね」
茅野「そんな…」
その後私は保健室に運んだ
あぐり…どうしたらいいんでしょうか
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2018年6月24日 11時
