ばーすでぃ(颯太) ページ10
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今日は雑誌の撮影で現場に行くと既に弟組の撮影が始まっていた｡
弟組が撮影している間に俺が着替えやメイクなどを終えて戻ってくると､撮影を終えたAがテトテト歩いてきて可愛くラッピングされた袋を渡してくれる｡
颯太「どうしたの?」
A「おめでとう､お誕生日」
颯太「ありがとう」
渡したらいなくなるのかと思いきやずっと俺の横にピッタリくっついてる｡
湧「おい､A颯太困ってるぞ」
A「そたくん､困ってる?」
上目遣いで捨てられた子犬みたいな目をして聞かれたら
颯太「困んないよ」
って頭を撫でるしかない｡まぁ初めから困ってないんだけど(笑)
Aのインタビュー中も､ずっと俺の膝の上で受けるし､俺のインタビュー中もずっと俺の膝の上に乗って俺の胸元に頭を押し付けながら腰に腕を回している。
さすがに俺の撮影中は離れたけど､ギリギリまでずっと膝の上にいた｡
あじや檜山の方には見向きもしないでずっと俺に引っ付いてた｡
全ての撮影が終わって忍者全員で稽古場へ向かう車の中でも
A「わっくん､やだ｡そたくんのおとなり」
と､やけに俺にベッタリなA。
湧「なんでよ､俺の颯太だぞ」
A「だめ」
バスが動く直前までそんなことを繰り返し､結局最後列に3人並んで座ることに。
颯太「A､どうしたの?」
A「そたくん､結婚しないでね」
颯太「へ?」
想定外の言葉に間抜けな声が出る｡
A「そたくん､18なったから結婚できるでしょ?」
颯太「うん､まぁ」
A「しないでね」
詳しく聞いてみると､俺が結婚してAと縁を切るっていう夢を見たらしい。
颯太「それで不安になったの?」
A「(｡ ｡`)ｺｸ」
颯太「大丈夫だよ(笑)
結婚しないとは言いきれないけど､奥さんがAかもしれないじゃん?」
A「……｡それはいい」
颯太「え?」
A「そたくんのお嫁さんはいいや。」
え､何それ｡
今のって「そたくんと結婚する!!」ってなる流れじゃなかったの?
え､俺フラれた?
誕生日なのに!?
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
遅くなりましたが内村くんお誕生日おめでとうございます!!
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作者名：☆ゆゆまる☆ | 作成日時：2021年3月2日 0時
