蘭の花 1 【親世代】【男主】 (ページ42)

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気まずい話ページ42

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『そういえばさ、クディッチの試合どうなったの？』

Aが寝室でそう言うと、空気が固まった。

ル「あ、あー…ジェームズ！ほら、Aが聞いてるよ！」

ジ「え、僕！？え、えー…」

リーマスもジェームズも、気まずそうにAから目を逸らす。

シ「勝ったぞ。」

そんな中、シリウスが本を読みながら素っ気なく答えた。

『おお！そうなのか！いいじゃん、よかったじゃん！
負けたならまだしも、何で２人とも言うの渋ったんだよ。』

ジ「いや、うー………」

「あいつが、レギュラスが、ジェームズを落としたからだ。」

シリウスが苦々しげに言う。

ジ「いやシリウス、言っただろ？あれは僕が離してって言ったんだ。
地面ともそこまで離れてなかったし、逆に弟くんに感謝だよ。」

ジェームズが慌てて間に入ってくる。

『？どう言うことだ？レギュラスが？何かあったのか？』

ル「あの日、ジェームズが腕を捻って医務室に行ったでしょ？

あれね、レギュラス君が掴んでいたジェームズの腕を、離したからなんだ。

と言ってもこれには訳があって、

試合が終わって、グリフィンドールの勝ちが決まった時、

ブラッジャーが暴走して、ジェームズ目掛けて飛んできたんだ。

それを避けたジェームズは、箒から落ちそうになって、

それを弟くんが助けてくれたんだ。

地面との距離は近かったし、腕の捻りだけで済んだけど、

シリウスはその事を怒ってるんだ。」

リーマスが丁寧に教えてくれた。

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