脇くんとなら

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あれ、いつの間にか



脇くんと銀ちゃん帰っちゃったんだ。



全然気づかなかった。



でも今日のは私の対応がいけなかったよね。



後で2人にはちゃんと謝っておこう。



あ、雨。



傘持っておいてよかった〜



なんでだろうな。



あんな対応したのは私なのに。



会いたくなかったはずなのに。



無性に脇くんに会いたい。



とりあえず駅まで歩こうっと、



帰るには結局駅まで行かなきゃいけないし、



なんでこんな時に思い出すんだろう。



あんなクズの元カレに襲われた事。



やだな、なんでかな。



会いたいなぁ、脇くんに。



プルルルルルルルッ.......プルルルルルルルッ........



あれ？



私誰に電話かけてるんだろ。



えっ？！



脇くんに電話かけてる....



なんでかけてるの、



迷惑じゃんか。



脇くんのこと気になってから動画も見たけど、



しゃちょーも銀ちゃんも......脇くんも。



女の人とそういう事してるのも、



ちゃんと把握してたじゃんか。



迷惑に決まってる。



なにこれ笑



私めちゃくちゃ重いじゃん。



彼女でもなんでもないのに、



なんかごめんね、脇くん。



脇「もしもーし」



あ、でちゃったし。



どうしようー、いや、本当に、どうしよう。



『あーごめんね、なんか間違えちゃったみたい。』



脇「本当に間違えたと？」

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