【d!】読心カウンセラー【zm】

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F｢実は、アインスって私の叔父なんです。幼い頃から身近に医学があったので、父や叔父にたくさんお話をしてもらって、それが楽しくて…、その中でも介護にとても惹かれました。でも、それを父に話すと"私や義兄さん(アインス)を見習って介護なんかせず治療をしなさい"と言われました。

今思うと、医師である父は母の…、自分の奥さんの兄が世界的な医師だったから、私にも立派な医師になって欲しかったんだと思います。…この会議も本当は私は何も凄いことはしていないのに、父が叔父に"フィアを社会勉強のために会議に呼ぼう"と説得したみたいで…

でも私、解剖とか、マウス実験とか、…苦手なんです。会議の話を聞いているうちに想像してしまって気分が…。医者なのに、こんなのおかしいですよね。こんなんじゃ介護士にもなれn((『何処が、可笑しいのでしょうか』…え？｣

『私は、…元々別の仕事をしていたんです。でも、色々あって職場がなくなりました。だから、昔いつかはと夢に描いていた医者になったんです。と言っても、カウセラーですが。

たまにいるじゃないですか、血が苦手な方。私は血を見たり触れたりするのは平気なんですけど、見ず知らずの他人の血で汚れるのが嫌いなんです。

だから、…向いていたカウンセラーになりました。でも、私はそれで良かったのだと思います。だって、患者の気持ちになってみてください。腕のある医者だとしても、嫌そうな顔して治療されるなんて御免でしょう？だから私は胸を張って自分の行いは正しいと言えます』

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