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「翔太は先生になんかプレゼントしないの?」




寒くなってきた中、卒園式の練習を繰り返す2月。






「んーりょうたくんはなんかあげたの?」








「お花とエプロンをプレゼントしたんだ〜」






そっかそっか。なるほど。じゃあ俺もお母さんにお願いして先生にプレゼントしよう。






公園で遊んでお家に帰ってお母さんに話をするといいわね、と週末にショッピングモールに行くことになった。




アイスも食べたし、おもちゃも買ってもらっちゃったけど先生のプレゼントも買えて満足。





そして迎えた卒園式。








写真を撮って、先生が好きだって言ってたお花とプレゼント渡しに行く。





「せんせぇ?あのね、しょうたおてがみかいたの」




「えぇ!そうなの!先生嬉しいなぁ」





「あとね、プレゼントとね、お花もあるの」





「嬉しいなぁ、ありがとうね翔太くん」





「あのね、しょうたおおきくなったらはくばにのっておうじさまになるからけっこんしてください!」






「ふふっ、ありがとねぇ。おおきくなったらね」





ポンポンと手を頭に乗せられて、笑っていた。




そして、数年後に偶然会った先生に、後にも先にもプロポーズをしたのは2人だけよ?と笑われた。




大きくなったねぇ。先生嬉しいよ〜という先生はその数年後、結婚したとか、何とか。





こうして俺たちふたりのハツコイは終わった。





これが、卒園式でプロポーズしたゆりぐみさん事件。笑





弐の方作らせて頂きましたので続きはこの先で!
お待ちしております〜〜☆

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:https://twitter.com/tatu_0505_yuki?s=09  
作成日時:2020年12月5日 1時

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