40話 ページ42
「やめろ！！こいつに手出すんじゃねぇ！」
勝己が俺を守ろうと背に隠すが、後ろに回り込んだシンリンカムイの個性で伸びてきた蔦が俺のことも捕縛する。
『なんだこれ、分解できない！』
蔦を分解しようとするが、俺の個性は対象の物質構成が分かっていないと発動できない。
一見したら木に見えるが、人の体の一部から個性で生成されたもののため、俺の個性が使えない。
「クソ！黒霧ワープ！！」
「うっ」
弔が叫ぶがそれよりも早くヒーローが何かしたのだろう、呻き声を上げて意識を失う黒霧さん。
「キャアアやだもぉお！！見えなかったわ！何！？殺したの！？」
「中を少々いじり気絶させた。
死にはしない。」
あれはヒーローエッジショット。
『黒霧さん！よくも....』
「木ぃ！？んなもん...ぐっ！」
「逸んなよ、大人しくしといた方が身のためだ。」
ジェット機のようなものを足につけた背の低いヒーローが、炎で拘束を燃やそうとした荼毘を蹴り上げ昏睡させる。
まずいまずいまずい...
何か考えろ何か....
「これで終わりだ！死柄木弔！！」
オールマイトが叫ぶ。
「終わりだと...？ふざけるな...始まったばかりだ」
『こんなところで終わるわけないだろ！』
俺は足元に個性を発動させ床を崩壊させる。
何かあった時のためにこの建物の構造と素材は全て把握してある。
建物全体の構造を必死に思い出し、このビル全部に個性を発動させた。
「なっなんだ！何が起こっている！」
酷い音を立てて崩壊して行く建物。
重要な柱は破壊した。これで...
『全員生き埋めだ。』
「ゴポっ！！」
ヴィランのみんなを守るための何かを精製しなくては、
と崩落していく建物に呑まれながら必死に考えていると、勝己が口から黒霧さんのワープのような黒い靄を吐き出した。
「っだこれ！体が...飲まれっ...」
トガちゃんや弔、俺までもその靄飲み込まれていく。
「先....生...」
次第に視界も黒に呑まれてゆき、何も見えなくなった。
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小林くるみ - 主夢さんは女の子なんですか？ (2019年2月24日 19時) (
レス) id: fcdc749e3e (このIDを非表示/違反報告)
茜霧島(プロフ) - ありがとうございます！これからも頑張って下さい！ (2018年8月10日 23時) (レス) id: 299baa62bd (このIDを非表示/違反報告)
輝来-きら-(プロフ) - わー！ありがとうございます！！これからも楽しく読ませて頂きます！！ (2018年8月10日 20時) (レス) id: 5db744124f (このIDを非表示/違反報告)
紺碧(プロフ) - 朔さん» はじめまして！パスワード限定を解除させていただいたのでよかったらご覧ください！ (2018年8月10日 20時) (レス) id: a7b92d1ea5 (このIDを非表示/違反報告)
紺碧(プロフ) - 茜霧島さん» 茜霧島さんいつもコメントありがとうございます！新しく小説を作成するため非公開にしていましたが解除しましたので良かったら読んでやってください！ (2018年8月10日 20時) (レス) id: a7b92d1ea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺碧*konpeki | 作成日時：2017年7月16日 10時
