【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

21,「ツンデレ美少女」 ページ21

崩壊しかけたビルの上から、銃を撃ったのだと思われる子の声がした。



女の子の声だ。これまた聞いた事があり、とても可愛らしい声。だが私が知っている物より幾分か大人っぽくて…








「その程度で万事屋の名、名乗るなんて…百年速いんじゃないの？」








＿＿＿＿＿＿バサッ、









その女の子……いやその“女性”は…ビルから傘を開いて華麗に跳び降りてきた。



その女性はサーモンピンク色の髪を腰まで伸ばしていて…綺麗な碧い目が少しツリ目気味になっていて……ボンッキュッボンで美しくて………





(………可愛い…いや綺麗？いや美しい？どれ？)





勿論そのひとは＿＿＿＿









『＿＿＿＿っか、神楽ちゃん！！！？』








五年後の、神楽ちゃんだった。
嘘…五年でこんなに色っぽく綺麗に可愛くなって…？






新八「チッ、煩いのが増えた……」



神楽「ふんっ、言っとくけど私は別にアンタら助けに来た訳じゃないから。たまたま酢昆布買いに通りかかっただけだから勘違いしないでよね」






しかも立派なツンデレキャラに成長しているぅぅ！！前も可愛かったけどあざとくなっているぅぅ！！






(五年だけでこんなに変わる物なの！？神楽ちゃん可愛いんだけど！しかも綺麗！美しい！待ってどれ！？！？)



銀時(知るか！俺はあの食い気だけで全く色気の無ェ声優無駄遣ボンキュッボンになるなんて聞いてねぇ！俺はあんなキャラ知らねー！！！)






私達が目だけで叫びあっている間も、
二人は流れる様にどんどんチンピラを倒していく。



う、嘘でしょ………？









.










そして最終的に。







「クッ、クソ…ッ！」



「覚えてろ！！！」







二人にボコボコにされたチンピラは、捨て台詞を吐いて逃げていった。


……それに鼻で笑って、武器に着いた汚れを落とす神楽ちゃんと新八君。え何か…………






(……何か、随分と逞しくなってない？)



銀時(てか…マジでコイツらが…あの二人…？)



((何か……タジタジじゃねーか！！))






……ま、まあいい。とりあえず話が聞けるような人、しかも知り合いに出会えたんだ。とりあえずこの状況を説明してもら、






神楽「ふんっ、まさかアンタがまだ懲りずに万事屋やってたとはね」



新八「そっちこそ……ままごと遊びはもう飽きてる頃だと思っていたが」



神楽「はぁ！！？」






………………あれれ？？










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