【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

16,「かさぶたと鼻クソ」 ページ16

意味わからんことを言って力を抜かして倒れ込む時間泥棒。



私は銀時君と時間泥棒を覗き込みながらも訴えかけた。だってコイツまともな情報くれてないし。






『今ンとこ勝手に此処に連れてきて！勝手にブッ壊れただけなんだけど！！』



銀時「勘弁してくれよ！！嫌がらせしかされてねーんだけど！！オォイ！！」



＜道案内はしました……後は貴方方次第です＞






されてねーよ気のせいだよ！！！！






銀時「ほぼ丸投げじゃねーか！！ステーキ食いに行ったら、牛一頭出てきた様な話だよ！？」






ていうか、ここで時間泥棒が壊れたら私達……過去に帰れなくない？







…………。








……。







『…未来を変えるってどうするの？！簡潔かつ迅速に説明して今すぐ！！帰れなくなるでしょ私達が！！』






バシバシ胴体を叩くが、時間泥棒は全く機能しておらず、無視された。クソが。






「『おい！ポンコツゥ！！』」



＜……これ、を……＞



『え？』






諦めずに時間泥棒の体を揺らしていると、時間泥棒が何かを差し出してきた。






『………何コレ』






受け取ろうとするが、時間泥棒の指は私達の手をすり抜け……銀時君の額と、私の目尻を触った。



＿＿＿＿そして、何かをつけられる。






＜貴方は本来…この世に存在してはいけない異物……ですから銀時様には他人から別人に見せる、鼻ク……装置を…＞



銀時「今鼻クソって言わなかった？鼻クソって言ったよね？？」






どうやら周りからは銀時君が別人に見えるらしい。

まあ私にはその効果を発していないのか普通に銀時君のままに見えるけど。






＜くれぐれも自分の素性を知られては行けませんよ……そしてA様＞



銀時「オイ無視すんな？？？」



『ていうかどうせ私のも鼻クソでしょ』






銀時君のもだし。






＜いいえそれは…ホクロによく似た…かさぶ…対視認式装置です＞



『いやかさぶたかよ！！もうホクロで良いじゃん何でかさぶた！？』



＜貴女はもう此処では死んだと見なされている…つまり貴女も他の人に視認されてはいけない……かさぶ…対視認式装置は、一時的に…＞










<幽霊になれます>










＿＿＿＿＿＿＿見ると、体が透けていた。







『…………はァん！？！？』










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