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河村「はいはい。別にAさんは死んだ訳じゃないんだし、そんなに暗い顔しなーいの。ほら、仕事ー」
こう「だってつまんないんですもん。いつもなら桜舞さんが遊んでくれるのに……」
川上「小学生か」
山森「でもこうちゃん、山本くんと須貝さんに遊んでもらってたじゃん？」
こう「桜舞さんは俺をいじめたりしません！！」
山本「勝負は勝負だもん」
須貝「こうちゃんだって、俺とクイズする時に手加減したことないでしょ。それと一緒」
こう「負かし方に悪意を感じるの！！」
伊沢「うるせぇよ笑」
室内の音が徐々に大きくなってきた。普段ぐらい声がでかくて、騒がしい。なんならリズムゲームやってる人達までいる。
志賀「戻ってきましたね」
川上「若干いつもよりうるさいです」
河村「うん、確かに」
福良「でも、やっぱりこっちの方が良いね」
河村の言葉で、メンバーにもオフィスにも活気が舞い戻ってきて。河村に目を向けると、彼も俺の方を見ていた。口許を綻ばせながらグッドサインを出している姿に「すごいよ、流石だね」なんてテレパシーを送信してしまう。
それを受け取った河村は自分で拍手をした後、両手を上げて周囲を制すような素振りをしていた。口パクで``ありがとう、ありがとう´´だってさ。きっと、彼にしか見えない観客がいたんだろう。取り敢えず放っておいても大丈夫だと思う。
と、そんなことを考えている間に、騒がしい組の人達は桜舞ちゃんについて話し合っていた。話題は今回の出張のことらしい。互いの椅子を部屋の中心へ持って行き、わいわい話している。もう仕事をする気はないようだ。
福良「全く……」
河村「まぁまぁ。もう良いんじゃないか？みんな自分のは大体終わってると思うし、急ぎの仕事もないし。撮影も今日は休みだし」
福良「まぁ、ね」
じゃあ、良いか。
この現状を見た桜舞ちゃんに「福良さんは甘いです」とか言われそうだけど、手に追えないしさ。こっちはこっちで休むことにしよう。
そう心の中で決めた後、珈琲でも淹れようかと思い、椅子から立ち上がる。
キッチンに向かおうと執務室のドアへ足を向けた時。室内の奥の方にあるデスクへ腰を下ろす人物の顔が、自棄に曇っていたような気がして。それも、2人だ。
なんとなく気になって、ゆっくり後退る。
そこには我らがCEOと、たった今オフィス内で話題にされている彼女の幼馴染みがいた。
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猫さくらもち - もう最高です！見つけて一気読みしちゃいました！設定の「izwさんがちゃんと挨拶するくらい珍しい」って場所で吹きましたwww確かに珍しいですよね！ (2022年4月13日 20時) (
レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
すずどら - 菜々さん» メッセージありがとうございます！私生活の方で色々と問題が発生しておりましたが、周囲のサポートもあって解決の兆しが見えています。まだまだ不安定になったり、テストの影響で更新が出来なくなる可能性がありますが、気長に待って頂けると嬉しいです。 (2020年7月19日 0時) (レス) id: caaf2f8cbb (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 密かに読ませていただいている者です。気長に待っておりますので、自分が納得できる作品を書き続けれるように応援しています。部外者が口を挟んで申し訳ないです。ですが、楽しみに待ってます！ (2020年7月17日 23時) (レス) id: e61bb105c2 (このIDを非表示/違反報告)
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