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福良「じゃあこうちゃん、二人のことは任せたけど…」
山本「本当に大丈夫？」
こう「大丈夫です！心配しないで下さい！」
河村「正直、その作戦、すぐバレると思うよ」
須貝「まぁ、二人に泣かされたりでもしたら電話してきな。すぐ行くからさ」
こう「怒られない程度にするので大丈夫です！」
伊沢「こうちゃん、幸運を祈る」
こう「はい、皆さんもお気をつけて！」
ばいばーい、という声と共にドアが閉まる。賑やかな外とは対称的に、三人しかいない、未だ二人が眠っているこの室内は、静寂に包まれていた。
こう「…さて、準備しよっと♪」
夕方、撮影終わりの河村さんに手伝ってもらいながら作った料理を温め直す。完成するまでの間、そりゃあもうすっごく大変だった。
二人の好物を茅野さんに聞き、材料を買いに行って、指導されながら作る。調味料の量や火加減、盛りつけが難しい難しい。料理なら俺も出来ると思ったこと、猛省しなくちゃなんないや。
えー、全国の主婦の皆様方、お母さん。料理なら俺も出来る等という暗愚な考えを持ち、過信してしまったこと、本当にすいませんでした。
……とまぁそんなことは置いといて、準備しよ。
食器を出したり飲み物を持ってきたりと忙しなく動いて、どんどん準備を済ませていく。
そうこうしている内に機械的な音が鳴り、温め終了の合図を知らせた。熱々になった皿を取り出しながら、もう一つの皿に手を伸ばす。温めた皿は執務室の机に置いた。
まだ何かあるっけ？と確認しに行こうとした時、
『ん……』
川上「ぅ、ん〜……」
ソファの上で寝ていた二人が起きてきた。まだ準備が終わっていない段階、本当は全部済ませてから起こすつもりだったけど、これは致し方ない。聞こえてきた機械音の方へ駆け足で向かい、熱い皿を持って戻る。それを机へ置き、眠り目を擦る二人の下へ。
こう「おはようございます。夜ですけど」
『…こー、ちゃん？』
こう「はい、こうちゃんです。おはようございます。桜舞さん」
『おはよ…』
川上「ねむ……」
こう「眠いでしょうけど起きて下さい。夜寝られなくなっちゃいますよ〜」
起きて起きて、と身体を揺さぶると、数分経って漸く座ってくれた。疲れてるのは分かるけどさ、ちゃんとご飯も食べなきゃいけないでしょ。そんなんだと二人揃って倒れるわ！
そんな声は静かに胸の奥へ封印し、二人が起きているか再確認。名前を呼ぶと微弱ながらに反応してくれたので、一応はホッとした。
ふぅ、と息を溢した時、ぐぅぅぅ、と誰かの腹の虫が鳴った。無論、俺ではない。
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猫さくらもち - もう最高です！見つけて一気読みしちゃいました！設定の「izwさんがちゃんと挨拶するくらい珍しい」って場所で吹きましたwww確かに珍しいですよね！ (2022年4月13日 20時) (
レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
すずどら - 菜々さん» メッセージありがとうございます！私生活の方で色々と問題が発生しておりましたが、周囲のサポートもあって解決の兆しが見えています。まだまだ不安定になったり、テストの影響で更新が出来なくなる可能性がありますが、気長に待って頂けると嬉しいです。 (2020年7月19日 0時) (レス) id: caaf2f8cbb (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 密かに読ませていただいている者です。気長に待っておりますので、自分が納得できる作品を書き続けれるように応援しています。部外者が口を挟んで申し訳ないです。ですが、楽しみに待ってます！ (2020年7月17日 23時) (レス) id: e61bb105c2 (このIDを非表示/違反報告)
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