桜舞とナイスガイ ページ29
須貝side
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾊﾟﾝ
「「「HappyBirthday〜！」」」
須貝「えっ、ありがとう！」
山本「伊沢さんもですよ〜」
伊沢「俺もか!?さんきゅ〜！」
さっき「今日は早めに来て下さい」って送られてきたのはこういうことだった訳ね。もうアラサーだから良いかなって思ってたんやけど、やっぱり祝ってもらえるのは嬉しいかもしらんな。しかも一人ひとつプレゼントまで用意してくれて、別にここまでしてくれんでも良かったのになぁ〜。
伊沢「それで早く来いって言ってた訳か！」
福良「そ。須貝さんは大丈夫として、伊沢は絶対遅刻してくるでしょ？だから言っとかないとって思って」
伊沢「失礼だな！？」
川上「本当のことなんで」
『辛辣』
川上の言う通りだし笑。てかAちゃん無表情やめよう？普通に怖いわ。まぁ怖いって言っても身長小さいし俺からしたら小動物みたいなんやけど。それ口に出したら仕事増やされるから絶対に言わん。高い位置にあるもの取れなさそうにしてるところや、身長足りんくて必死にジャンプしてるのが可愛いとか、口が裂けても言えん。
河村「で、ただ誕生日を祝うだけだったら面白くないから、ドッキリ的な感じでカメラ回してる」
須貝「回してんのそれ！？」
山本「回してるんですか！？」
こう「知らなかった....」
川上「俺も笑」
伊沢「身内も知らねぇじゃねぇか！！」
福良「河村、言ってなかったの笑？」
河村「うん。福良とAさんだけ。情報漏洩は避けたいし、川上は伊沢にバレそうだなって」
伊沢「付き合い長いからな」
川上「Aとだって長いじゃないですか」
伊沢「桜舞は誰も分かんねぇだろ！！」
『すいませんね、分かりにくくて』
そうふいっと拗ねた演技をして顔を背ける姿も、マジで可愛い。流石俺の推し、最近は行動が川上に似てきた気がする。伊沢に厳しいところとか、河村くんと悪い顔してるところとか。だんだんと馴染んできた。それでも、まだちょっと壁があるように感じるけど。
まわりはみんな、ずっと気にしてる。志賀くんや乾、山上とかも。もう少し自分を表に出した方が絶対良いのに。それが出来んこと、Aちゃん自身も気にしてたな〜。最近は出てきた方やとは思うけど。
須貝「どうしたもんかねぇ〜....」
山本「須貝さん聞いてますか？」
須貝「ぅえ！？なんて！？」
こう「ケーキ食べたし、撮影行きましょって」
河村「次じゃないですけど」
須貝「いや違うんかーい！！」
山本「すいませ〜ん。行ってきます！」
こう「山本さん待って〜」
須貝「おう！頑張れ！」
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