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ぶっちゃけ 、 ページ6

知らなかった

あの男の子の行く末も

目の前の男があの男の子の兄だという事も

『 そっか 、生きてたんだ 。

あの子頭に怪我してたからずっと気掛かりだったんだ

保科さんも向こうの隊員に任せたから分からんって言うし 』

「 近々 、会えると思いますよ 」

『 え ? 』

「 俺が仁科さん見つけたって言ったらコッチで防衛隊員なるって言って聞かねぇから 」

『 はは 、今の俺だったら幻滅されちゃうな 』

「 そんな事無いと思うけど 、

ま 、自分のペースで頑張ばればいいやん 」

『 保科さんに怒られない様頑張るよ 』

「 あ 、元気なったなら部屋戻ってくださいよね 。
さっきの討伐で出た軽傷者の手当しないとなんだから 」

『 俺も一応怪我人なんだけどなぁ 。』


なんて言いながら部屋を出ると隊長とばったり鉢合わせしてしまった

「 意識が戻ったのか 」

『 はい 、御騒がせして申し訳ありません 』

「 保科には会えたのか? 」

『 物凄く怒られちゃいました

向いてないって 』

「 確かに今回の判断が正しいとは言えないな

だが 、保科も心配していたのは事実だ 」

『 それはそれで申し訳ないです 、』

「 では 、罰として一刻も早い復帰を命じる 」

『 了 』



早く復帰しろと隊長直々に言われたんじゃするしかない

けど 、今はどうしてもゆっくりしたかったので寮の屋上に行く事にした


『 向いてないか 、、

向いてないって言いたいならそれだけでいいじゃん

拾って来なきゃ良かったなんて俺が一番言われたくない言葉だって知ってるクセに

あ 〜 、痛い

心臓って此処なんだ 』


痛む左胸を抑えしゃがみ込めば

聞こえてるの知っててデッカイため息を付いてやった

泣かなかった分褒めて欲しい


しっかりしないと 、一ヶ月後には新隊員募集が始まるんだから

先ずは傷を治して復帰して

二度とこんな事ないように核が分からなくても討伐出来る様に訓練しよう



「 流石に言い過ぎやったなぁ 」

「 不器用なんだな 、保科も仁科も 」

「 そんなんや無いですよ 」

「 もうすぐ新隊員の一次審査が始まる 。

それに加えて気を緩めば命を落としかねない仕事だ 。

気を緩めるなよ 」

「 分かっとります 。

心配せんでも僕が殉職する事ありませんよ

亜白隊長の隣に並ぼうしとるんやから 」

「 それは楽しみだな

だが 、仲良くなり過ぎるのも良くないとは言え不仲なのも困る

仲直りは早めに済ませておけよ 」

「 小学生の喧嘩じゃないんやから 、 」

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かぁたliv(プロフ) - MATSUNO NANAさん» 作品の主人公は男主ですが女主として頭の中で置き換えて読んでもらっても構いません!全ての人を読者の対象として書いているので! (2021年7月5日 18時) (レス) id: 6bbc381a94 (このIDを非表示/違反報告)
MATSUNO NANA(プロフ) - すみません!質問なんですけど、この作品は男主向けですか? (2021年7月5日 13時) (レス) id: 288501894e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぁたliv | 作成日時:2021年6月29日 18時

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