ぶっちゃけ 、 ページ2
保科side
トレーニングルームで思い出す
今日の戦場
部下 、の一言で表していいのか分からない仁科小隊長がちっさい男の子護って腹に穴空いて入院した
落ち着いたアルトの声 。
僕より幾分か高い背丈と嬉しそうな顔が浮かぶ
数年前までは無い事が当たり前やった光景がたった数年で無かったら落ち着かん光景に写り変わった
戻って来たら説教やな
なんて考えながら数年前の事を思い出した
ウウゥゥゥゥ …
けたたましく鳴る警報
響く轟音と叫び声
─ 怪獣大国 日本
その発生率は世界でも指折りである ─
【 福岡県 福岡市に
怪獣が発生しています
フォルティチュードは 8.0
只今入った情報によりますと防衛隊は怪獣を大怪獣とみなし勢力を上げて討伐に望んでいる模様 】
数年に一体現れるかどうかの大怪獣
その討伐に僕と亜白隊長が呼び出された
ほんでその福岡でデッカイ本獣に背を向けてちっさい男の子必死に護っとるん見つけたんが最初やった
生憎 、僕は大怪獣相手にするには向いとらんかったから隊長来るまでその場凌いどこう思っとったんにそんなん見せられたら本気だす他無いやろ
戦力全開放86%
途中隊長と合流してあっと言う間にとは行かんかったけどそれなりの速さで討伐して隊長に任されたさっきの二人に声を掛けた
「 自分らお家何処なん ?
場所によっちゃシェルター行かなあかんけど帰れる場所やったら送るで 」
『 … この子の家は知らん 。
俺は無か 、そもそもここが何処かも知らん 』
「 無いってどういう事や 」
『 一週間前 、家出てきた 』
「 やったら帰らんと親心配するんやない? 」
『 何も知らんくせに散策せんでくれん 』
「 知らんから散策するんと違うん? 」
『 … 』
「 ン ? アンタ怪我しとるやん 」
首筋に赤い筋みたいなんが見えて布抑えようとしたら
『 触らんで 』
と振り払われてしもた
「 何があったん 」
本当は良うないけど虐待やったら見逃せんから有無を言わせんよう聞き出した
『 産まれた時からちっさい痣が出来とった 。
そしたらどんどん広まって最終的に怪獣の子やって言われるようになった
母さんも父さんも自分達の子やって言ってくれとった 、俺も父さん母さんが大好きやった
けど中学上がって直ぐ怪獣に喰われた
周りは俺が喰ったって言って俺の事罵って遠ざけた 。
だから家出した
お兄さん 、防衛隊員なんやろ ?
やったらいっそ … 』
── 俺の事 、討伐してくれん ? ──
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かぁたliv(プロフ) - MATSUNO NANAさん» 作品の主人公は男主ですが女主として頭の中で置き換えて読んでもらっても構いません!全ての人を読者の対象として書いているので! (2021年7月5日 18時) (レス) id: 6bbc381a94 (このIDを非表示/違反報告)
MATSUNO NANA(プロフ) - すみません!質問なんですけど、この作品は男主向けですか? (2021年7月5日 13時) (レス) id: 288501894e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かぁたliv | 作成日時:2021年6月29日 18時