1ヶ月半の家庭教師《JW赤×緑》 (ページ40)

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合格のご褒美ページ40

「、、、とものお母さんには感謝しかないな、
俺を選んでくれへんかったらともに会えんかったし」

「ほんまやな、
俺も最初は美人なお姉さんが良かったって思ったけど
大毅で良かった。大学も決められたし。」

「そんなこと思ってたん？！」

「当たり前やろ！健全な男子高校生やで？！」

「あぁ、まぁ、そやな？当たり前、、、やな？(笑)」

ちょっと困った顔の大毅。

不安にさせてしもたかな。

「あぁ、ちゃうねん、あのな、当たり前は撤回するわ。
ほら、だいたいそういう妄想はするやん？」

「ええよええよ(笑)
俺やって女の子好きやったし、
初めて男の子好きになったし、、、」

「あ、そうなん？」

「そうやで？ほんま、一目惚れってすごいわ」

俺の右頬に手を添えて、愛おしそうな目を向けられる。

その視線でぎゅって胸が苦しくなってしまうのは
夕日の背景のせいかもしれない。

綺麗なオレンジ色に染められる恋人。

その姿に見とれていると、逞しい胸に抱き寄せられた。

「合格のご褒美、何がええ？」

「え？なんかくれるん？」

「お祝いしたいやん、物でも何でもええよ？」

「、、、じゃあ、、、」

大毅の耳元に口を寄せる。

一瞬息を飲んで、勇気を出して。

「大毅が、欲しいっ、、、ですっ、」

一瞬目を見開いてびっくりしたようやったけど、
すぐ微笑んで額を小突かれた。

「そない可愛いこと言うなや、
俺もとものこと欲しい。
、、、明日、俺ん家くる？」

「、、、ん、」

こくんと頷けば頭を撫でられて、
もう一度抱きしめられた。

あ、この次の日のことは内緒やで？(笑)