1ヶ月半の家庭教師《JW赤×緑》 (ページ31)

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夢のようなページ31

"覚悟しぃや"

最後の授業から早3ヶ月。

一歩、新しい世界に踏み込んでしまった。

覚えきれないくらい教えて貰って、、、いや、
体に教え込まれて。

何回も復習するようにその感覚を頭の中でリピートした。

大毅には全然会えてない。

大学忙しいみたいでLINEでやり取りするだけ。

夢のような夏休みの1ヶ月半だった。

3ヶ月も会えてないと、、、不安になるのも当然。

ひと夏の思い出で終わってしまったんやろか。

他にええ人がおるから会えないんやろか。

もし忙しいだけやったらええんやけど、
ほんまに忙しかったら会いたいって言うのも
迷惑やんな、、、。

「はぁ、、、」

学校の授業が終わる度にため息しか出ない。

一日を何とか乗り切るので精一杯やもん。

今日もようやく6時間目まで終わって帰る。

、、、正門が騒がしい。

『あのイケメン誰？！』

『ちょっと怖そうやな、、、？！』

『あの！！誰待ちですか！！』

女子が騒いどる。

なんやろ、確かに背の高いイケメンオーラの、、、

あれ？

「流星さん、？」

「あぁ！ともくん！」

そそ、名前で呼び合うようになってん。

めっちゃ笑顔で手振られるから、
女子の目線が一気に集まる。

ひぃ、、、見ないでくれ、、、(笑)