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最後の授業 ページ30
夏休み最終日。
実は受けてた模試の結果が返ってきた。
「、、、B判定です」
「ま、あともうちょっと時間あるから大丈夫やろ。
夏休み中にここまで来れただけですごいで！！
あー今日で智洋くんの家庭教師終わりかぁ、、、」
「また来てくださいね」
「当たり前、智洋くんも何でも聞いてな」
「はい、、、」
明日から学校が始まる。
憂鬱やなぁ。
「とも」
「、、、ん？」
「浮かない顔。おいで。」
「あい、」
素直に身を預ければ優しい温もりに包まれる。
こうして毎日会えなくなるの寂しい。
大毅依存症や。
「とも、とも、、、」
「会えんようになるん、さびし、」
「俺も寂しい。、、、だからさ、思い出作らん？」
「え、？」
優しく押し倒されたのはベッドの上。
何か、いつもより色っぽい大毅の顔。
、、、これは。
「んっ！」
角度を変えながらの甘いキス。
指が絡み合って離れなくて、
舌も同じように絡み合う。
気持ちええ。
幸せ。
「ともの知らんこと、教えたる。最後の授業。」
「大毅、、、」
「先生、やろ？」
「っ、せんせ、」
「なぁに？智洋くん」
「優しく、教えてくださいねっ、、、」
「ふふ、当たり前。
あんまり可愛いことするとスパルタなるからな？
そんときは、、、」
耳元に顔が近付く。
「覚悟しいや？」
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作者名：水無月こすも
| 作成日時：2021年8月16日 20時
