1ヶ月半の家庭教師《JW赤×緑》 (ページ24)

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ただの駄々っ子ページ24

「とも、お家着いたんやから手ぇ離して？(笑)」

「んんん、、、」

あれから電車乗って俺の家まで届けてくれた大毅。

離れ難くて無意識か故意か、
自分でも分からんくらい握りしめてる大毅の手。

強力なマグネットでも付いてるんちゃうかぐらい(笑)

「これ離れへんよ」

「なぁに甘えたなってるん(笑)
明日も明後日も来るから、な？
とも、ええ子やから今日はバイバイやで？」

「む、子ども扱いしてる」

「そらするやろ(笑)ただの駄々っ子やもん(笑)」

「、、、駄々こねたいお年頃です」

「意味わからんし(笑)
、、、嬉しいで、素直になってくれたの」

頭にふんわり乗った大きな手が暖かくて、
やけに大人びてて、何だか恥ずかしくなって
やっと手が離せた。

そしてここは自分ちの前だ。

やってもうた。

まぁいっか。()

「また明日な、早く寝るんやで」

「ん、明日。待ってる。」

軽く触れた唇に頬が緩む。

手をいっぱい振って別れて自分の部屋に入っても、
緩んだ頬が元に戻ることは無かった。

今日のことを思い出しながら大毅のLINEのTLを
また見返してみる。

「、、、あ、」

そういえば、この女の人。

約半年前の投稿やけど、
ツーショット写真がプロフ画像になってる。

誰なんやろ？

前の彼女なんかな？

、、、なんか、モヤモヤするなぁ。

勝手に嫉妬して、
俺はもしかして面倒くさいやつなのかもしれない。