1ヶ月半の家庭教師《JW赤×緑》 (ページ17)

今日:2 hit、昨日:15 hit、合計:57,039 hit

安心のさせ方ページ17

「、、、は、」

「1ヶ月半なんて短すぎるくらい好きなんですから
そんな顔せんといてください」

もう、恥ずかしくて先生の顔見られへん。

こんなにはっきり言うたの初めてやし
キスなんて自分からしたことなかったし
どうしてええか分からんくて問題を解き始めた。

隣で頭を抱えてる先生。

なんかブツブツ言うてるけどほとんど何言うてるか
全然わからん。

分からんでええんやな、多分。

「3.14159265358979....」

「、、、こわ」

「智洋くんは、智洋くんは、なんで、なんで、
なんでなん、そゆこと、なんで、さらっと、
いきなり、今日は、どうしたん、なんでっ、、、」

「ちょっと、落ち着いてください(笑)」

激しく動揺してる先生が面白すぎて、
問題を解く手を止めて体を向けた。

あらまぁ顔が真っ赤じゃないですか。

可愛いとこあるやん、先生。

「先生が不安がってたから、安心させようとして」

「じゃあずっと不安がってたらずっと言うてくれるん？」

「それはめんどくさい」

「あっ、、、」

先生がふふっと笑って優しく抱きしめてくれた。

俺も甘えるように首元に顔を埋めると、
先生の匂いが鼻腔に充満する。

なんか、幸せ。

「大好きやで、、、ううん、愛してる」

「、、、はい」

「愛してる、は？」

「さすがにちょっと」

「なんやねん、もう(笑)」

視線が合えば吹き出すように笑いあって、
どちらからともなく唇が重なった。