世界一の殺し屋少女

８話 ページ10

ガサッｶﾞｻｶﾞｻｯ...


赤星『おい青木。凄い音がしたが、大丈夫か...？』



！！赤星！



光一「じゃ、健太。青木の声は覚えているか？」



健太「うん！まかせて！」




そういって健太はスイッチをいれ、トランシーバーに向かって喋った。



健太【青木】『あ、ああ。悪いな、赤星さん。ちょっとトランシーバーを床に落としてしまってよ。拾うのに時間がかかっちまった。』



和馬「...この声、本当に健太か！？」



和馬がぎょっとする。



赤星『ははっ。ドジするなよ。もしかしたら警察が動くかもしれねえんだからよ。』



健太【青木】『そうだな。......んんん？』


健太【青木】『そういや、赤星さんは今どこを巡回してるんだっけな？』



赤星『今は体育館にいる。ほら、二階と繋がってるあそこだ。さっきも言っただろ。』



健太【青木】『ああ、そうだった。実はな、さっき一階に人影が見えて、驚いてトランシーバーを落としちまったんだよ。』



赤星『ばかやろう。それを早く言え！で、警察か？何人だ？』



健太【青木】『それが警察じゃない。子供だったんだ。』



赤星『子供？そんなわけないだろ。見間違えたんじゃねえのか？』



健太【青木】『そうかも知れねえが、一回見に行ってくれないか？おれはここから警察の様子を見張らないといけねえからさ。』



赤星『...わかった。場所はどこだ？』




...かかった。




健太【青木】『給食室だ。一階の渡り廊下の前にある。』

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