12話 ページ14
な、なんだその傷!?
そんな顔をしていたら、Aはふっと笑って口を開いた。
A「私が、政令財閥の娘だということは、もう知ってるでしょ?」
すみれ「ん?うん!」
すみれ、声が大きい‼️場違いだぞ!
Aはそんなすみれを見て、にこりと笑う。
A「財閥の娘。しかも世界的なね。だから、狙われやすいのよ。特に、私みたいな歳が若く女は。ほんっと嫌になるわよ。」
だから、Aは子供扱いされるのは嫌いなんだな。
A「私が、八歳くらいの頃。10時くらいに。忘れもしないわ。貴方...いや、お前が、白井が私を連れ去ろうとしたのを。」
え!?ゆ、誘拐!?
健太「えええ!?だ、大丈夫だったの!?」
A「突然のことでまだ幼かったから私は思うように体を動かせなかったわ。蓮はその日たまたまいなくて...。どうにか抵抗使用としたけど無理だった。」
ごくりとみんなが息を飲む。
Aは顔を下に向け、続けた。
A「最後の思いで私はおもいっきり叫んだ。すると白井はうるさい!って私に切りかかろうとした。すれすれで避けたけど...顔は切られなかったけど腕をざっくり切られたわ。」
その傷がこれよ、と再び傷をみせる。
A「だいぶ直ってきたんだけど...」
白井は、お、お前!と叫ぶ。
白井「仕方ないだろ!上からの命令だったからな!結局失敗しちまって干されまくったんだ!お前が大人しくしとけば!」
A「はぁ?」
Aはすっと服の中から棒を出す。
いや、棒じゃない!?先端がとがってる!
A「これは棒鬼(ぼうき)。」
殺し屋用の武器...?
それをAは白井の服に刺して、そのまま壁まで追いやった。
A「...殺されたくなかったら、一億のありか言いな。どうせ、お前が三年前に盗んだダイヤモンドのことだろ?」
白井「ど、何処までしってんだお前は!」
A「さっさと答えろ。」
ダイヤモンド!?
三年前に...
ま、まさか!
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BLACK CAT - 猫耳さん» 可愛いですよねえ! (2023年1月22日 16時) (レス) @page17 id: ca60f6a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
猫耳(プロフ) - 蓮くんも美雪さんも可愛いな〜… (2022年11月10日 16時) (レス) id: 45a95b1035 (このIDを非表示/違反報告)
BLACKCAT - 風早紫音さん» 美雪さんとの接点作るために高校生設定ですからね蓮くん(笑)読んでくれてありがとうございます!!♡ (2022年11月9日 22時) (レス) id: 8275eba058 (このIDを非表示/違反報告)
BLACKCAT - 猫耳さん» ありがとうございます!! (2022年11月9日 22時) (レス) id: 8275eba058 (このIDを非表示/違反報告)
風早紫音(プロフ) - 猫耳さん» 最高だ…!美雪さんとの接点があるのも最高すぎる…!! (2022年11月1日 22時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:BLACKCAT | 作成日時:2022年7月10日 5時