107話 ページ8
拳がまじ合う中
何故か昔の事が頭の中をよぎった。
ほかのことを考えないようにしてもAだけはやはり別か…
ママは、Aを道具としか見てない
それが唯一許せない
俺らも道具だ
ーーーーーー
「マンママンマ!!カタクリ、喜びな！お前の嫁を考えやったよ！」
ママが嬉しそうに言った
「どんなやつなんだ？」
「氷の涙の女さ。奴の一族はパティシエ一家でねぇ、そいつらの作った菓子は絶品らしいんだ。俺はそれが食いてぇ！ただのコックとしておいてもいいが、氷の涙を取られるのは行けすかねぇ。最高傑作のお前の隣において置けば誰も奪わねぇ。いい考えだろ？」
「あぁ。俺もそう思う。」
別に妻なんか誰でもいい
このまま独り身で死ぬと思ってたんだ。
それがそうじゃなくなっただけだ。
「だが、奴らの一族は数年前に海賊にやられちまったんだ。氷の涙は生き残ってるようだが。」
ビックマムがニタニタ笑いながらカタクリに言う。
「ほら、カタクリ見な。この氷の涙の美しさ。オークションで2粒、3000万ベリーだ。」
「あぁ。」
「嬉しくねぇのか？」
「別に誰が嫁でも構わねぇ。ママ、そろそろメリエンダの時間だ、失礼していいか？」
「あぁいいよ。」
マンママンマと笑うビックマム。
笑わないカタクリ
誰が嫁でも構わない
口を見て、恐れたら殺せばいい
問題は無い
それからママから顔写真を見せられた。
悪くない顔だ。
それが第一印象だった
「こいつが俺のおやつの時間にちゃんとおやつを作ってくれば、氷の涙はいらねぇ。あれは食えねぇからな。だが、あれは価値があるだから置く。」
マンママンマと大喜びだ。
「わかった。だが、こいつは、1人でここまでこれないんだろう？」
「あぁそうだ。誰かを向かわせねぇとな。」
「俺が行く。」
「お前がか？」
「あぁ、夫になるなら妻になるものを迎えに行っても問題ないだろ？」
「あぁそうだな！」
ママは嬉しそうに言う
ママが嬉しそうだから俺は動くんじゃない
何かが引っかかったから行くだけだ
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†NANA†(プロフ) - ページ34で、「変える」が「帰る」になっています。 (2018年10月12日 1時) (
レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 設定が素敵すぎます！！夢主ちゃんとカタクリ様どうか幸せになってください！！続き待ってます！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: 25febbacc6 (このIDを非表示/違反報告)
くらっか― - フランペ大嫌い！マジで嫌い！夢主ちゃんとカタクリお兄ちゃん幸せになって欲しいです！ (2018年6月1日 23時) (レス) id: fc0c5f43bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神威の子 | 作成日時：2018年4月13日 21時
