144話 ページ45
びちゃっとフランペの顔にカタクリの血がつく
「あいつ…っ！」
ルフィも異変に気づき、カタクリの方を見つめる
「うわぁあああ」
「カタクリ様っ！」
フランぺの部下達は叫ぶ
「ガフっ！」
カタクリ様っ？
何をして…るんですか…
なんで…なんで…
ポロポロと涙が流れる
麦わらの方を向いていない
麦わらは後ろにいる
なんで…フランぺ…
貴方…カタクリ様に何したの？
「男の勝負に…」
シュルルっとネックウォーマーを外していく
「薄っぺらい援護などするな！！」
「きゃああああっ！」
カタクリの口に驚き転がるフランぺ
「来ないで！触るな！化け物！！キャー！痛ぁ…っ！」
「あのバカを笑いたきゃ俺も一緒に笑えっ！」
完璧だと思っていたカタクリは 口が裂けていた
完璧ではなかった
「えぇっ！」
「カ…カタクリ様!?その顔呪いっ！？」
ガタガタと震えるフランぺだったが…
「だっさー！」
「同感！！幻滅〜っ！」
フランぺの言葉にフランぺの部下達は声を上げて言う
「あーもう！汚い！血がついた！なんの真似なの？自分のお腹さして！あんたなんかカタクリおにー様なんかじゃない！耳まで口が裂けてるなんてまるで…フクロウナギッ！！」
「「ブホー！(やめてフランぺ様！笑がこらえきれなくなる！)」」
べチャッと自分の唾をかける
…
何してるの…フランぺ
兄に対して…
カタクリ様がどんな思いで
守ってきたかを…
完璧に演じるのがどれだけ大変なのか分からないの
「A…。」
ぎゅっとブリュレに抱きしめられ、ブリュレの腕で泣く
「もういや…カタクリ様は悪くない…カタクリ様はずっと守ろうとしていたのに…あの人たちが幻滅するのはお門違いよ…。」
「そうだよ…それを私たちが良くわかってる。」
…
A？
まさかな…こんな所にいるわけが無い
Aだけだ
俺を受け入れてくれる愛しい女は。
普通がこうなんだ
悲しくはない
プリンとは同じコンプレックスで分かり合えただけだ。
ペロス兄は優しかったからだ
この戦いが終わったらでて行くことも悪くは無いな。
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†NANA†(プロフ) - ページ34で、「変える」が「帰る」になっています。 (2018年10月12日 1時) (
レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - 設定が素敵すぎます！！夢主ちゃんとカタクリ様どうか幸せになってください！！続き待ってます！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: 25febbacc6 (このIDを非表示/違反報告)
くらっか― - フランペ大嫌い！マジで嫌い！夢主ちゃんとカタクリお兄ちゃん幸せになって欲しいです！ (2018年6月1日 23時) (レス) id: fc0c5f43bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神威の子 | 作成日時：2018年4月13日 21時
