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彼は名前を聞かれるとは思っていなかったようで驚いていた。
？ 「あ、そう言えば言ってなかったね。1年2組の岩田剛典です。よろしく。」
「1年3組の若宮咲です。よ、よろしくお願いします。」
岩田さんは先輩だと思ってたから、同じ学年だったことが意外だった。
とても大人びていて、周りの人とは違う特別な雰囲気を纏っているように私には見えた。
岩田さん「じゃあ。また。」
「はい、また。」
「また」っていい言葉だなって初めて思った。
今日岩田さんに会って思ったこと。
それは彼のことが好きだと言うこと。
だからまた会えると思うと嬉しくて体が浮きそうだ。
好きな人がいるだけでこんなに違うものなんだと思った。
紛れもなくコレは、私の初恋だった。
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作者名：A29 | 作成日時：2020年3月15日 18時
