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私はドキドキして眠れなかった。
彼の方も見ることが出来ず、彼に背を向けてる。
彼もそうなのか、私たちは背を向け合って横になっている。
剛典「起きてる?」
布団の音で彼がこっちを向くのがわかった。
「起きてるよ。」
私も彼の方を向いた。
彼の顔がとても近い。
剛典「今日楽しかった。明日は何する?」
「う〜ん明日は、水族館に行きたい。」
剛典「イイネ。水族館デートか〜楽しそう。…ねぇ、後ろ向いて。」
「え?なんで?」
剛典「いいから早く〜。」
私は仕方なく後ろを向いた。
すると背中に彼の匂いを感じた。
剛典「こうやって寝てもいい?」
私に抱きついたまま彼はそう言った。
「うん。イイよ。」
心が落ち着いたのか気づかないうちに私は眠りについていた。
目が覚めると外は明るくなっていて、海がとても綺麗だった。
寝る前と同じ、まだ背中に彼を感じる。
起こさないようにゆっくりと私は彼の方に向き直った。
とても綺麗な寝顔。
しばらく見つめていると彼が目を覚ました。
剛典「ん、ん、おはよう。起きてたの?」
「うん。起きてた。」
剛典「今何時?」
私はスマホを取って時間を確認した。
「8時だよ。」
剛典「じゃあもう1回寝よ〜。」
布団ごと私は彼に抱きしめられた。
剛典「咲こっち見て。」
私が彼の方を見ると彼は私にキスをした。
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作者名:A29 | 作成日時:2020年3月15日 18時